明るいふじみ野市をつくる会は6日、埼玉県ふじみ野市長選(20日告示、27日投票)に立候補する、はしづめ文子候補(62)と語るつどいを同市内で開き、約150人が参加しました。
はしづめ氏は、市民に負担を押し付けてためこんだ100億円の基金を、国民健康保険税の1世帯あたり1万円引き下げ、老朽化した学校トイレの改修、市民プールの再建など市民のために使いますと強調。「憲法をすみずみに行き渡らせ、市民の命と暮らしを守り、福祉の増進をはかる市政に転換しましょう」と述べました。
36年間、障害者と向き合う仕事をして、社会福祉の制度拡充のために力を注いできた経験を語り、「子どもからお年寄りまで、すこやかに笑顔で暮らせる市政を実現しましょう」と訴えました。
被爆医師の肥田舜太郎氏が、内部被ばくの実態について講演し、はしづめ氏への支持を呼びかけました。
肥田氏は、自らも広島で被爆しながら被爆者を診察してきた経験を語り、「放射線は体のどこに、どういう被害を与えるか今の医学ではわからず、本人が病気になって初めて分かる。残酷なもの」と指摘。
福島第一原発事故後、国を挙げて対策をとってこなかった政府を批判し、「生きている間にすべての原発を止めることは、いまを生きる人間の責任。そのための行動をしていこう」と訴えました。(赤旗2013年10月10日付より)