埼玉県議会9月定例会は11日、県立小児医療センターの移転費用を含む一般会計補正予算案、介護施設で障害児の学童保育などを行うことができるようにする条例案、八ッ場ダム建設の基本計画変更に同意する議案など知事提出議案25件、議員提出議案10件を可決・同意して閉会しました。日本共産党は知事提出議案5件、議員提出議案2件に反対しました。
討論で日本共産党の柳下礼子県議は、要介護高齢者の施設で、障害児の学童保育などを行うことについて、「高齢者の安全・安心の面からも、児童の健全な発達を保障する面からも不可能だ」と指摘。「一人ひとりの人間としての尊厳が守られる体制と施設でなければ危険だ。新施設は、人員は非常勤を認め、保育施設は児童1人あたりの面積基準がないなど、到底認められない」と主張し、反対しました。
八ッ場ダムの工期延長を含む基本計画の変更に同意する議案については、共産党は不必要な同ダム建設に一貫して反対してきたと述べたうえで、「ダムの調査が始まってから47年たち、完成年度は4回の計画変更で約30年延期され、振り回された地元住民のためにもさらに工期を延長すべきではない」と主張し、反対しました。(赤旗2013年10月13日付より)
外部リンク(日本共産党埼玉県議団)
●9月定例会を振り返って(閉会に当たっての団長談話)
●柳下県議の知事提出議案に対する反対討論