暮らし守る市の役割果たす 埼玉・ふじみ野市長選 はしづめ候補訴え

はしづめ文子候補

はしづめ文子候補

埼玉県ふじみ野市長選が20日告示(27日投票)され、「明るいふじみ野市をつくる会」のはしづめ文子氏(62)=無所属新、日本共産党推薦=が立候補しました。市長選は、はしづめ氏と現職の高畑博氏(52)=無所属、自民・公明・民主など推薦=との一騎打ちです。

第一声で、はしづめ氏は、高畑市政が高すぎる国民健康保険税など負担を市民に強いる一方で、基金を100億円もため込んでいると指摘。高畑氏が選挙前に突然、上福岡駅東口広場の立体化事業を打ち出したことに対して、「市民のためにならない」と批判しました。

はしづめ氏は「ため込んだお金を市民の暮らしのために使う」と訴え、▽国保税1世帯1万円引き下げ▽介護保険料、利用料の軽減▽公園の遊具の復活▽学校トイレの改修―などを掲げました。また、学校給食の直営維持や公立・民間保育園の増設など「公の果たす役割をしっかり引き継ぐ」と語りました。

応援に立った日本共産党の塩川鉄也衆院議員は、高畑市政が行った公園の遊具撤去、体育施設の有料化を批判し、「子どもにツケを回しているのが今の市政です。駅前再開発ではなく学校トイレの改修など市民の困りごとに目を配り、力を尽くすことが市の責任です」と強調。「その仕事をやり抜くことができる、はしづめさんを何としても押し上げよう」と訴えました。(赤旗2013年10月22日付より)