陸上自衛隊朝霞駐屯地で行われた自衛隊観閲式に反対する集会が27日、埼玉県朝霞市の朝霞中央公園で開かれました。労働組合や市民団体などでつくる実行委員会の主催で、25団体、230人が参加しました。
横山功実行委員長は主催者あいさつで、秘密保護法案の危険性、日米軍事一体化による自衛隊の敵基地攻撃能力や海兵隊的能力の強化など、安倍政権の狙いを指摘し「平和憲法を力に安倍政権の暴走にストップをかけよう」と訴えました。
埼玉県労働組合連合会や県平和委員会の代表、日本共産党の塩川鉄也衆院議員があいさつしました。
塩川氏は、観閲式で米軍の水陸両用車の展示が行われていると指摘し「これは自衛隊の海外派兵部隊化の流れと無縁ではない」と強調。安倍政権が狙う海外で戦争する国づくりを批判し「外交努力で軍事的緊張を起こさないことこそ世界の流れ。憲法9条を守り、生かす外交への転換を求めていこう」と訴えました。
参加者は「軍事優先の政策に反対し、住民の命と暮らしを軽視する観閲式に強く抗議する」とした集会決議を採択し、市街地や自衛隊広報センター前をデモ行進しました。(赤旗2013年10月28日付より)