安倍内閣が国会に提出した秘密保護法案の成立阻止を訴えるため、埼玉県の個人・団体でつくる「秘密保護法の制定を許さない埼玉の会」は30日、県庁前から浦和駅前までデモを行い、120人が参加しました。
デモに先立つ集会で、同会代表の柳重雄弁護士は同法案について「秘密の範囲が際限なく、何が秘密なのかも国民は分からない。情報を取得しようとしても重罰が科せられる。警察がいつでもどこでも監視する社会が出現する。どの側面から見ても悪法と言わざるを得ない」と強調。同法案が戦争につながり、憲法9条を実質的に変えてしまうと指摘し、「悪法は許さないという声を大きくあげていこう」と訴えました。
日本国民救援会県本部の小林敏亮事務局長は「監視社会はいやだという声をあげていきたい。法案はアメリカの要請があってのもの。軍事国家への基礎固めだ」と語りました。
参加者は「基本的人権を守れ」「国民監視につながる秘密保護法案反対」と訴えてデモ行進し、浦和駅前で宣伝しました。(赤旗2013年10月31日付より)