秘密保護法案抗議の嵐 96%が反対“戦前に戻さないで”

反対のシールを貼る市民=2013年12月5日、さいたま市

反対のシールを貼る市民=2013年12月5日、さいたま市

「秘密保護法の制定を許さない埼玉の会」は5日、さいたま市のJR浦和駅前で、秘密保護法案の賛否を問うシール投票を行い、31人が参加しました。

会代表の柳重雄弁護士や日本共産党の伊藤岳県民運動委員長がマイクを握り、「どこから見ても悪法の秘密保護法は断固反対です」と訴えました。

宣伝の途中、参院国家安全保障特別委員会での与党による強行可決の知らせが入り、伊藤氏は「満身の怒りを込めて抗議する。シール投票で示された反対の声を持ち寄り力を尽くす」と訴えました。

シール投票の呼びかけに、買い物客やサラリーマン、学生などが次々と足を止めてシールを貼り、与党の強行姿勢に怒りをあらわにする人も。2時間で反対が661人、賛成が27人という結果となり、96%が反対を表明しました。

反対にシールを貼った市内の男性(78)は「与党は秘密保護法を大したことではないようにいうけれど、戦前のようにいつか来た道になるのではと心配。野党が連携して頑張ってほしい」と語り、戦前、父が憲兵だったという市内の女性(76)は「『余計なことを言ったら大変』という戦前に戻るようで怖い」と反対しました。(赤旗2013年12月6日付より)