川口市長選 「認可保育所を大幅増設」峯氏 社保協公開質問に回答

埼玉県川口市の社会保障推進協議会が29日までに公表した市長選(2月9日投票)の候補者への「公開質問状」の回答から、「公立も含め認可保育所の大幅増設」を掲げる「市民のための明るい川口市政をつくる会」(民主団体、労組、日本共産党などで構成)の峯りみこ氏と他候補の違いが鮮明になりました。

質問状は、立候補を表明している峯氏、前自民党県議の奥ノ木信夫、田中千裕の両氏、元市議の近藤豊氏に保育、子ども医療費、介護保険、国民健康保険の4分野で質問したもの。4氏から回答がありました。

保育所の待機児童問題について、峯氏は昨年11月に認可保育所入所の申し込みをした2874人のうち、不承諾数が1288人となっている現状から、市の責任で公立も含め認可保育所の大幅な増設を緊急に進め、待機児童ゼロをめざす考えを明らかにしました。

奥ノ木氏は「小規模の認可保育所を増やしたい」、近藤氏は「民間が保育所を開設しやすくなるようにする」と回答。田中氏は、認可保育所の整備には時間がかかるとして「現状は認可保育所や企業保育所などへの補助を積極的に行っていきたい」としました。

子ども医療費無料制度の所得制限、税などの完納要件について、峯氏は「親の経済力により子どもたちの健康が損なわれることがあってはならない」として、支給制限はただちに撤回し、年齢を18歳までに拡大すると回答しました。(赤旗2014年1月30日付より)