自転車競争赤字補てん承認議案 さいたま市長提出

昨年10月に、さいたま市で開かれた国際自転車レース「さいたまクリテリウム」の赤字を埋めるため、清水勇人市長が専決で市の補助金1億5200万円を追加支出したことについて、市議会に事後承認を求める議案が1月31日、提出されました。当初12日開会の予定だった市議会を7日に早め、同日、審議されます。

追加支出は、昨年12月市議会に補正予算案として提出されましたが、説明不足や開催企業との不透明な契約などが問題になり、廃案になっていました。清水市長は事業費の支払いを優先して1月24日に補助金を支出しました。廃案になった予算を市長専決で執行したのは同市では初めてです。

日本共産党市議団は1月27日の議会運営委員会で、専決処分したことを議会軽視だと批判し「臨時議会を開いて議案を再提出すべきだった」と主張。今回の承認議案も徹底審議を求めています。(赤旗2014年2月2日付より)