市政に憲法生かす 川口市長選討論会 峯氏訴え

討論会で発言する峯氏(右)=2014年1月31日、川口市

討論会で発言する峯氏(右)=2014年1月31日、川口市

埼玉県川口市長選(9日投票)の立候補予定者4氏による公開討論会が1月31日、同市内で行われました。川口青年会議所の主催。

「市民のための明るい川口市政をつくる会」の峯りみこ氏(63)=日本共産党推薦=は「憲法を市政に生かす」と語りました。子ども医療費無料制度に所得制限と税などの完納要件が導入されたことについて、「親の経済力によって子どもの命が脅かされてはいけない」と強調。支給制限はただちに撤回し、年齢を18歳まで拡大すると述べました。

自民党前県議の奥ノ木信夫氏(62)は、支給制限の緩和を口にしましたが、制限自体は撤回しない姿勢を示しました。

小中学校のエアコンについて、全員が設置の意向を示しましたが、自民党前県議の田中千裕(かずひろ)氏(65)は、財源の問題からすぐに設置することを約束するのは「逆に無責任だ」と述べました。

峯氏は市の117億円もの財政調整期金の一部を使えば設置は可能だと指摘し、「子どもの命と健康に自治体が責任を負うべきだ」と主張しました。市庁舎の建て替えについて峯氏は「(現在地で建て替えるとした)議会の決定を尊重し、機能や支所の活用について市民の意見を聞いていきたい」と述べました。(赤旗2014年2月2日付より)