「建国記念の日」各地で反対集会 改憲の怖さを語ろう

さいたま市の埼玉教育会館では、「建国記念の日」不承認の県民集会が開かれました。会場いっぱいの145人が参加しました。

歴史教育者協議会の小堀俊夫氏が基調報告し、沖縄戦での「集団自決」問題の学習で、生徒から「非国民(少数派)と言われても恐れず、自分の意見をはっきり言うことが必要」などの意見が出されたことを紹介。「生徒が学習した内容について意見を述べ、自分の考えを形成していけるような社会科教育をめざすべきだ」と述べました。

東京学芸大学名誉教授の君島和彦氏が講演し、自民党の改憲草案を紹介しながら、安倍政権は愛国心教育などで「戦争する日本の未来」を担う若者を育成しようとしていると指摘。「9条などが改正されたらどう危険なのかわかるように説明することを重視し、憲法改正反対運動を進めよう」と語りました。

集会参加者は、「戦争する国づくり」をやめさせ、憲法を守り生かした社会をつくることを呼びかけるアピールを採択。集会後、JR浦和駅までパレードしました。(赤旗2014年2月12日付より)