「明日のいるま」9月6日付より
工業団地づくりを進める狭山台土地区画整理事業に平成20年度は4億1700万円の繰り入れを行いました。前年の2倍近くになります。
繰入額が大幅に増えているのは、年度末に6億2280万円となった借金を22年度までに返済しなければならないから。市は「一時的に一般会計からの繰り入れで返済し、後に保留地処分金で一般会計へ繰り戻す」としています。
不況が深刻化する現在の状況で、保留地が有利な価格で売れる保証はまったくありません。このままでは事業への市費投入額をさらに増やす以外に方法はなくなります。そうなれば、市民全体に負担が及ぶことになります。
バブルが崩壊した1995年に始まったこの事業。保留地が高く売れることに期待をかけたものの、その後の不況で深刻な事態になっています。もともと無理な事業を強引に進めた結果です。