埼玉県でツイッターなどの呼びかけから始まった「原発さよならデモ@埼玉」が22日、草加市で行われ、約50人が参加しました。同デモはほぼ毎月、県内各地で開催されており、今回で26回目。日本共産党の伊藤岳・県民運動委員長と佐藤憲和市議が参加しました。
夫婦で飛び入り参加も
参加者は「原発NO」「海を汚すな」など各人の思いを記したプラカードやうちわを掲げ、「原発いらない、海を汚すな」と唱和しながら草加駅を出発。商店街や住宅街で「一緒に歩こう」と呼びかけると、買い物中の夫婦などが飛び入り参加しました。
デモに参加した草加市の女性(35)は、「福島第1原発では、今も汚染水がもれていて、原発事故は収束していないのに、国が原発を『重要なベース電源』というのがすごく許せない」と怒ります。「すぐに原発ゼロを決断してほしい。私が働いている学童では、“放射線量が基準値以下だから大丈夫”と言われたけれど、体内に蓄積していくものだから心配です」
妻とともにベビーカーを押してデモを見ていた男性(39)は「(体内被ばくが)怖いので、子どもに飲ませるものは、全てミネラルウオーターを使っています。自然エネルギーの開発に国はかじを切ってほしい」と語りました。(赤旗2014年2月23日付より)