さいたま市で認可保育所入所の不承諾通知を受け取った母親・父親らが2日、「不服審査請求をしよう」と同市内で集まり、交流しました。昨年3月に市に対し不服審査請求を行った「埼玉*保育園のことを考える会」がブログなどで呼びかけたもの。
さいたま市では、今年4月からの認可保育所入所の1次募集に5644人が申し込み、昨年を上回る2155人が不承諾となっています。
参加した親たちは「保育園に入れるかどうかで頭がいっぱいになってしまった」「不承諾になってしまい、無認可施設もいくつか見学したけど、入りたいと思えるようなところはなかった」など悩みや思いを交流しました。
昨年、「会」のブログを見て不服審査請求の活動を知り、今回初めて参加した女性(35)は「4歳と0歳の子がおり、上の子は1歳の時から申し込んでいるけど、いまだに認可保育所に入れない。働くお母さんは増えているのに、受け皿が少なすぎる。認可保育所を増やしてほしい」と話しました。
参加者は、認可保育所の増設や良質な保育環境の実現、保育士の待遇改善など市に対する要望を出し合い、今月中に不服審査請求をしようと話し合いました。(赤旗2014年3月5日付より)