埼玉県議会 小児医療センター建設事業増額を認めず

26日の埼玉県議会(94人、欠員6人)本会議で、病院事業会計補正予算案のうち、県立小児医療センター移転建設事業費の55億円増額分を差し引いた修正案が自民党などの賛成多数で可決されました。

減額修正案は自民党が提出したもの。自民党など48人が賛成し、日本共産党(3人)など38人が反対しました。

共産党県議団は、増税分を差し引くことには一定の道理があるとしつつ、原案も修正案もセンターの建設推進の立場であることから反対しました。

討論で柳下礼子県議は、センターの移転が患者とその家族、地元住民の反対を押し切って知事のトップダウンで決められ、さいたま新都心への移転に固執したことが事業費増大の原因になったと批判し、「移転計画は撤回し、新都心の病院構想は全面的に見直すべきだ」と主張しました。(赤旗2014年3月28日付より)

 

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