派遣法改悪阻止へ共同を 共産党が各地で申し入れ

日本共産党埼玉県委員会は8、9の両日、県内の労働組合や民主団体を訪問し、アピール「労働者派遣法の大改悪に反対する共同を呼びかけます」を手渡して懇談しました。

黒崎勇、綾部澄子、丸井八千代の3副委員長らが2日間で県労働組合連合会(埼労連)、連合傘下の労組など15団体を訪問。アピールの内容を説明し、「派遣法改悪は労働法制の全面改悪の突破口です。阻止するために共同しましょう」と呼びかけました。

埼労連の宍戸出事務局長は「最近は自分たちにどんな権利があるのか知らず、『残業代は出ないのが当たり前』と思ってしまう若者が多く、社会に出て使い捨て労働を強いられ、自己責任論を押し付けられている。派遣法改悪に反対し、共同を広げてがんばりたい」と語りました。

連合傘下の労組役員は「思いは一緒です。派遣など非正規で働く人はほとんど労働組合に入っておらず、バラバラにされて声を上げられないようにされている。手をつないで行動していくことが大事だ」と話しました。(赤旗2014年5月10日付より)