解釈改憲 首相検討に抗議 集団的自衛権89%が「行使反対」

埼玉・浦和駅前でシール投票

埼玉県の民主団体「秘密保護法の撤廃を求める埼玉の会」は16日、さいたま市の浦和駅前で集団的自衛権の行使について賛否を聞くシール投票を行い、46人が参加しました。行使反対の署名にも取り組みました。

集団的自衛権の講師に反対のシールを貼る男性=2014年5月16日、さいたま市

集団的自衛権の行使に反対のシールを貼る男性=2014年5月16日、さいたま市

年配の人やスーツ姿の人、子連れの母親ら1時間に303人が投票。進んで反対のシールを貼っていく人も多く見られました。投票結果は、行使に「反対」270、「賛成」18、「わからない」15で、反対が89.1%を占めました。

反対した市内の男性は「安倍首相は憲法9条を変えられないものだから、ずるい手で9条を『死に体』にしようとしている」と批判しました。

日本共産党の伊藤岳参院埼玉選挙区候補が参加し、「集団的自衛権は、日本の防衛と関係のないどこかの戦争に日本が参戦するもの。若者が戦争で殺し、殺される道を開いてはなりません。戦争する国づくりにストップをかけよう」と呼びかけました。(赤旗2014年5月17日付より)