教育基本計画 共産党は批判/埼玉県議会閉会

埼玉県議会定例会は11日、大雪被害対策の追加予算案などを可決して閉会しました。日本共産党は知事提出議案2件に反対し、奥田智子県議が本会議で討論にたちました。

奥田氏は、第2期県教育振興基本計画を策定する議案について、県立高校の統廃合をさらに進めようとしており、過度の競争を助長する全国学力テストの正解率向上を目標にしていると指摘。自民党提案の修正案についても原案の問題点を是正するものではないと述べ、反対しました。

国の税制改定に伴って法人県民税を引き下げ、国税の地方法人税に充てる条例改定案について「消費税増税で広がる地域間格差を地方自治体の負担で是正しようとするものだ」と批判しました。

集団的自衛権の行使容認を閣議決定しないよう求める請願2件は、自民党、公明党、刷新の会などの反対で不採択になりました。共産党は請願について本会議討論を行うよう議会運営委員会で主張しましたが、自民党などが拒否しました。(赤旗2014年7月15日付より)