日本共産党埼玉西南地区委員会は9日、小池晃副委員長・参院議員を迎え所沢市で演説会を開きました。会場は大きな拍手と熱気に包まれました。
小池氏は、集団的自衛権の行使容認や消費税増税、原発再稼働など安倍政権の暴走を批判し「この政権が1日たりとも長続きするのを許してはいけない」と強調しました。
県政でも、重度心身障害者医療費助成制度への年齢制限導入などの福祉切り捨てや高校教育への異常な政治的介入など、「国と一緒になって暴走しているのが上田(清司)県政であり、県議会だ」と指摘。来春の県議選で勝利し、県政を変えようと訴えました。
小池氏は、治安維持法による過酷な弾圧のもとで唯一侵略戦争に反対を貫き、国民の立場でさまざまな人と草の根で共同し、政治を動かしてきたのが日本共産党だと強調。「日本共産党を強く大きくして安倍政権を打倒し、新しい政治をつくろう」と呼びかけました。
やぎした礼子=現、西1区(所沢市)=、広森すみ子=新、西4区(狭山市)=の両県議候補をはじめ、来春のいっせい地方選の候補者が紹介され、決意表明。伊藤岳参院埼玉選挙区候補があいさつしました。
市内から参加した学生(18)は「悲惨な戦争に唯一反対し、平和を訴えているのが共産党だとわかり感動しました。もっと若い人にも共産党のことを伝えたい」と話しました。
暮らしに憲法生かす
やぎした県議ら決意
県議西1区(所沢市、定数4)のやぎした礼子県議は、命を大切にする政治が活動の原点だと述べ「戦争政治と医療・福祉政策は両立しない。戦争する国づくりへ暴走する安倍政権にストップをかけ、憲法が暮らしに生かされる社会を一緒につくりましょう」と呼びかけました。
県議西4区(狭山市、定数2)の広森すみ子候補=新=(狭山市議)は「党が取り組んでいる市民アンケートには、市政だけでなく国政や県政への要望もぎっしり。市民の声が県政に生かされるよう、全力でがんばります」と訴えました。
共産党埼玉西南地区ではいっせい地方選で所沢、狭山、日高の3市議選が行われます。候補者を代表し、狭山市議選(定数22)の望月たかし候補=新=が、広森氏の議席を引き継ぐ決意を語りました。(赤旗2014年8月12日付より)