さいたま市議会12月定例会は19日、56件の市長提出議案を可決・同意して閉会しました。
日本共産党は、一般会計補正予算案など3件に反対しました。
討論に立った守谷千津子市議は、補正予算に昨年、大幅な赤字となり市の補助金で賄った国際自転車競技大会「さいたまクリテリウム」の来年度開催を前提とした債務負担が含まれていると指摘。「たった1日の4時間程度の大会のために巨額の予算を投入したことには市民から厳しい批判の声がある」として「今年度の大会についての総括や検証も行われず、来年度開催の決定過程もあいまいなままで、開催を前提とした予算が組まれるのは認められない」と主張しました。
市立大宮北、浦和の両高校のクラス数を増やす予算が含まれていることについて、市立大宮西高校が中高一貫の「中等教育学校」に移行することに伴う生徒募集停止を前提にしたものだとして、「生徒や保護者の納得と合意を得ずに現行計画を進めることは認められない」と述べました。
共産党が採択を求めた、消費税増税中止や1万8000人分を超える署名を添えて提出された30人学級実現を求める請願は、自民、公明、民主、改革フォーラムなどの反対で不採択とされました。(赤旗2014年12月23日付より)