埼玉県は12日、2015年度当初予算案を発表しました。一般会計は1兆8289億9800万円(前年度比5.7%増)で2年連続の増額。特別会計、企業会計を含めた予算全体では2兆7029億2072万円(同5.8%増)です。
歳出では、県民要求を一定程度反映した事業として、認可保育所など保育所定員を6000人分増やすことや第3子以降の保育料を助成する制度の創設、在宅超重症心身障害児の家族の負担を軽減するショートステイ施設などへの補助、周産期医療体制の整備や医師確保対策などの予算が盛り込まれています。障害者の家族の支援は日本共産党県議団が強く要望してきたものです。
一方で、患者の家族や地域住民が現地での存続を求めている県立小児医療センターの移転事業費や、ムダな公共事業として批判されている八ッ場ダム建設事業費などが、前年度に引き続き計上されています。
予算案は、19日開会の県議会に提出されます。(赤旗2015年2月13日付より)