【埼玉県議会】村岡議員が予算案に反対 福祉削りダムに巨費

予算特別委員会

村岡正嗣県議

村岡正嗣県議

埼玉県議会予算特別委員会で11日、日本共産党の村岡正嗣県議は2015年度当初予算案に対し「福祉医療費助成を削減し、八ッ場ダムなど無駄なダム建設に巨費を投じている」と反対しました。

県がイオン系大手企業に4ヘクタールの土地を格安で貸し出し、施設型トマト栽培の技術を開発・普及するとした「スマートアグリ」事業(事業費20億円)。村岡氏は「新技術は莫大(ばくだい)な初期費用が必要で、県内のトマト農家は簡単に導入できない。農家からは、年間1200トンもの大量生産によって価格下落を懸念する声もあがっている。特定企業だけが利益を上げる事業だ」と批判しました。

深谷市によるアウトレットモールを核とした観光拠点整備事業に県が参加し、エリア内にイベント広場などをつくる計画に対し「アウトレットモールは地域経済への悪影響が懸念される。近くに道の駅もあり、県が改めて施設整備する必要はない」と主張。利根川堤防に「メガソーラー」を設置する計画について「堤防の強化に逆行する」と指摘し、反対しました。(赤旗2015年3月12日付より)