日本共産党埼玉西南地区委員会は、5月16日から岩手県宮古市へボランティアを派遣しています。責任者のTさんより2日目までの現地報告が寄せられているので紹介します。
■5月16日(1日目)
朝5時半に所沢市を出発し、午後3時に日本共産党宮古地区委員会に到着。がれき除去や仮設住宅建設にあたる作業員たちの宿泊で夏まで予約が埋まっているため、ボランティアが来ても宿泊場所がなく、党市議団が交渉して公民館が使えることに。
宮古地区は専従の常任が一人もおらず、地区委員長と副委員長が市議をしている。その忙しい中、時間を割いて現地の様子を教えていただく。復旧活動で毎日忙殺されているが配達と党活動はしっかりやっている。20年休まず毎週発行している民報を震災後も出してきたことが力になっている。
また先日志位さん、市田さんなど党幹部が来て、地元漁協の幹部と会い、その場で救援募金まで渡してくれたことで党への深い信頼が寄せられている。自民党は、「話は聞くから盛岡まで来てください」と呼びつけるような対応。募金もなく、みな怒っている――という話をしてくれた。
その後沿岸部へ。「空爆」を受けたかのような状況にすごい衝撃を受ける。電柱も鉄筋ビルも倒れ、家は土台を残して全て流され、ガレキの中におもちゃや教科書、年賀状、CD、ノートなどが…。涙なしには見られない惨状だった。明日は泥かきに行くことに。