日本共産党埼玉西南地区委員会は、16日から岩手県宮古市へボランティアを派遣しています。責任者のTさんより2日目までの現地報告が寄せられているので紹介します。
■5月17日(2日目)
個人宅で泥出し。津波で一階の大部分が海水につかったという。床下にも泥はあるが、住人の意向で今日は庭の泥出しだけ。作業はスコップで泥をすくい、近くの空き地へ運んでならし、最後に石灰をかけて消毒するという手順。泥は庭に3~5センチ積もり、ナイフや雑誌、海産物加工場からか魚の頭など色々なものが。
午前中で作業が終わり、午後はボランティアのあてがなく、田老地区(世界一の二重防波堤で有名)へ。宮古市の中でもっとも被害がひどく、町全部が壊滅し、何もなかったかのような更地に。10メートル近い防潮堤はところどころ破壊され、海水がここを乗り越えてきたという様子がよくわる。漁港では、漁師と建設作業員がいっしょに復旧作業。掘り出したもののなかから、アルバムなど思い出の品が目立つところに置かれていた。明日は旅館の掃除をする予定。