【所沢市】米軍通信基地へのヘリ飛来 市民の願いに反する/塩川議員ら防衛省ただす

埼玉県所沢市にある米軍所沢通信基地で、昨年ごろから多数の米軍ヘリコプターが繰り返し飛行するようになっている問題で、日本共産党の塩川鉄也衆院議員は8日、防衛省に説明を求めました。党所沢市議や平和委員会が同席しました。

騒音などに対する市民多数の苦情を受けて所沢市は昨年10月、北関東防衛局に詳細を明らかにするよう要請。今年3月5日、米軍横田基地第374空輸航空団は「緊急時に備えるための訓練として、馴染(なじ)みのない場所で着陸の訓練を行うことがある」「関東平野地域の施設に飛行している」などと回答しています。

防衛省の担当者は、横田基地所属のUHIヘリコプターが飛来していると思われるとしつつ、頻度や時期、コースなどについては「米軍の運用なので詳細を承知していない」と述べ、「日米安保条約の目的を達成するための訓練」と答えました。CV22オスプレイ飛来の可能性は否定しませんでした。塩川氏は「これまでヘリコプターが飛ぶようなことはなかった。市街地への新たな飛行は認められない」とただしました。

参加者は「夜8時ごろ旋回している。市民に全然配慮していない」と批判しました。

(しんぶん赤旗2015年6月9日付より)