7月23日告示・8月9日投票の埼玉県知事選に立候補を決意した「民主県政の会」の柴田やすひこ氏(62)=無所属、日本共産党推薦=は、23日の記者会見で「憲法を暮らしに生かす県政を実現し、『戦争する国づくり』をストップさせるため全力をあげる」と語りました。
柴田氏は、3期12年の上田県政は、貧困や格差の是正、福祉や医療、雇用の充実などの県民の願いに応えていないと指摘し「県政が国の悪政の防波堤になるべきだ」と強調。介護施設や保育園など「社会保障インフラ」の整備と、それを通じた地域経済の活性化、教育条件の整備など、県政を暮らし第一に切りかえていくと語りました。
柴田氏は「県政が安倍暴走政治を許すのか、憲法を生かす立場かどうかは県民の暮らしと命に関わる問題。知事選の争点にしていく」と強調。教科書採択に対する県議会の圧力など教育への政治介入が強まっていることについて「看過できない問題」と述べました。
上田知事が、知事任期を3期までとする「多選自粛条例」を破って4選出馬を表明したことに触れ「恣意(しい)的な行政運営とのそしりはまぬかれない」と批判しました。
(しんぶん赤旗2015年6月24日付より)