「成人の日」の11日、日本共産党の参院比例候補と各都県選挙区候補は、首都圏各地の成人式会場前などで、新成人に「若者を戦場に送る戦争法は廃止しよう」「参院選で自民、公明を少数派に追い込み立憲主義、民主主義、平和主義をとりもどそう」などと訴えました。
国民連合政府実現へ
埼玉・川口で比例候補おくだ氏
おくだ智子参院比例候補は、埼玉県川口市のJR川口駅前で、党市議らと新成人に向けた宣伝を行いました。
おくだ候補は「憲法違反の戦争法は一日も早く廃止を」と訴え、「戦争にかり出され、犠牲になるのは若者です。戦争法を廃止する国民連合政府を実現するために国民と力を合わせます」と表明。「夏の参院選で勝利し、若者が希望を持てる社会をつくりましょう」と訴えました。
戦争法廃止の2000万署名やシール投票にも取り組みました。
振り袖姿で成人式に参加した女子大学生(20)は、自民党が多数を占める国会状況について「一つの党が力を持ち、違う意見が通らないのは望ましくありません。いろいろな考え方を取り入れる政治にしてほしい」と話しました。
学費値上げストップ
埼玉・所沢で選挙区伊藤氏
伊藤岳参院埼玉選挙区候補は、所沢市の成人式会場前で民青同盟の青年らとともに宣伝し、若者が希望を持てる社会の実現を訴えました。
伊藤候補は、安倍政権による国立大学の学費値上げ計画を批判し「学費値上げにストップをかけ、安心して子供を産み育てるために最低賃金の引き上げを実現します」と強調。また、戦争法の廃止を訴えるとともに、安倍政権は改憲で緊急事態条項を盛り込もうとしていると指摘し、「参院選で改憲勢力を増やさないために、野党が頑張ります」と決意を語りました。
民青同盟が行ったシールアンケートでは、「(世の中が)良くなっている気がしないから」と安倍政権を「支持しない」にシールを貼った新成人や、日本共産党が提案した「国民連合政府」構想に「期待する」にシールを貼った新成人がいました。
(しんぶん赤旗2016年1月12日付より)