「戦争する国づくりを許しません」「日本共産党の躍進で、安倍暴走政治を応援するような県議会を変え、住民の命と暮らし守る県政に」。1日、埼玉県新座市の住宅街で、こう訴えたのは日本共産党の石島よう子県議候補と党後援会の人たちです。新座市議を4期務めた石島候補は、知事提案に100%賛成の「オール与党」県政を変えようと、3日告示・12日投票の埼玉県議選の南18区(新座市区=定数2)で当選をめざして挑戦します。(赤旗2015年4月2日付より)
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「慰安婦」展 拒否は不当 共産党、新座市に撤回要請
埼玉県新座市の市民団体「にいざジェンダー平等ネットワーク」が企画した「中学生のための『慰安婦』展」について、市教委が市施設ふるさと新座館ロビーでの展示を不許可にした問題で27日、日本共産党市議団(笠原進団長)と石島よう子県政対策委員長(県議候補)は、金子廣志教育長に対し、不許可撤回を求める要望書を提出しました。
要望書は、市教委が不許可の理由として「ロビーは特定の団体に貸し出す場所ではない」「世論を二分する『慰安婦』問題は、使用要領で許可しないこととした『事業、活動の啓発・推進を目的にするもの』に該当する」などをあげたことについて「いづれも正当性がない」と指摘。
ロビーでは、これまでもさまざまな団体が展示会を行っていたことや、社会問題の多くは世論を二分しており、それを不許可にすれば、市民の知る権利や学習権、表現の自由を侵害することになると批判しています。
また、「啓発事業」の解釈を広げれば、あらゆることが不許可にされてしまうとして、使用要領の該当部分の削除を求めています。
石島氏は、志位委員長の見解「歴史の偽造は許されない―『河野談話』と日本軍『慰安婦』問題の真実」を手渡し、「慰安婦」問題での教育長の認識をただしました。(赤旗2015年3月28日付より)
埼玉・新座市の「慰安婦」展拒否/党市議ら撤回求める 教育長と面会
埼玉県新座市の「にいざジェンダー平等ネットワーク」が市施設のふるさと新座館ロビーで企画した「中学生のための慰安婦展」(3月27日~4月7日)について、新座市教育委員会がロビーの利用を認めなかった問題で25日、日本共産党市議団(笠原すすむ団長、5人)は市役所で金子広志教育長に面会を求め、事実経過を確認しました。石島よう子県政対策委員長(県議予定候補)が同席しました。
金子教育長は「ロビーは、人通りが多くふさわしくない。会議室で行ってほしいと伝えてある。中学生や子どもがこのような展示を見て、帰宅して親に聞かれても困る。『慰安婦』は教科書にも指導要領にも載っていない」などと述べました。
笠原団長は「展示の内容が『慰安婦』で、世論が二分する問題だから好ましくないという教委の見解は、正しくない。市民の知る権利、市民の表現の自由にかかわります」と指摘。
石島氏は「今、戦争の実態を隠そうという流れがあり、埼玉の平和資料館も『慰安婦』や加害の歴史を省いています」と述べ、市教委に再考を強く求めました。
市議団は、展示を認めるよう、27日に改めて市教委に申し入れることにしています。(赤旗2015年3月26日付より)
初参加者、共産党に期待 各地で演説会/いっせい地方選躍進必ず
いっせい地方選前半戦の投票まで1カ月を切り、各党・各候補が本番さながらの動きを展開しています。日本共産党が立候補してる選挙区では、自民・公明など他党陣営が共産党への攻撃を強めています。共産党が各地で開く演説会には、「駅前の案内看板を見て初めて聞きにきた」など初参加者がめだち、有権者のなかで共産党への関心が高まっています。
建設的対案示す党 さいたま市
さいたま市で12日に浦和区、14日に中央区で日本共産党演説会が開かれ、とりうみ敏行候補=元=(浦和区、定数7)、山崎あきら候補=現=(中央区、定数5)が「暮らしを守る日本共産党を大きくしてほしい」と訴えました。大門実紀史参院議員、塩川鉄也衆院議員がそれぞれ講演しました。
定数60の市議選で共産党は現有7から11議席をめざします。9人が立候補する見込みの浦和区では、前回僅差で惜敗した、とりうみ候補が議席奪還を期し、8人が立つ見込みの中央区は、山崎候補が11期目(旧与野市議を含む)をめざします。
市議団長の山崎候補は、清水勇人市長が、市民には下水道料金や介護保険料などの負担増を強いる一方で、自らのボーナスを引き上げたと告発。共産党以外の会派は何の批判もしないと述べ「市民に不利益になることには断固反対し、建設的な対案を示すのが共産党です」と語りました。
とりうみ候補は「高齢者が安心して生きられる社会を実現するのが、共産党員としての私の原点です」と述べ、介護保険改悪などの国の悪政の防波堤になり、特別養護老人ホームの増設を実現すると強調しました。
大門氏は、安倍内閣が狙う「戦争する国づくり」や社会保障改悪など国政の争点が、いっせい地方選でも問われると述べ、塩川氏は、福祉や医療の切り捨て、大型開発推進の市政と対決し、しっかりした対案で市政を動かすのが共産党だと訴えました。
戦争反対の声応え 新座市・三郷市
埼玉県で13、15両日、4月の県議選で南18区(新座市、定数2)の石島よう子候補=新=と東10区(三郷市、定数2)の苗村京子候補=新=の勝利をめざす日本共産党演説会が開かれました。新座市で紙智子参院議員、三郷市で伊藤岳参院埼玉選挙区候補が訴えました。
県議選で日本共産党は、上田清司県政による重度心身障害者医療費助成制度への年齢制限導入などの福祉切り捨てと、それに賛成してきた共産党以外のオール与党を批判して、8議席以上の獲得で県政の転換をめざします。
公明党と民主党推薦の現職が立候補を表明する、新座市で議席獲得をめざす石島候補は、「大型開発優先から暮らしや福祉、教育優先の県政に変えるために全力で頑張ります」と訴えました。
紙氏は、国の悪政言いなりの上田県政に立ち向かうために強い共産党県議団が必要だと強調し「市議15年の中で子ども医療費の18歳までの無料化や小児救急医療の存続などを一貫して求めてきた石島さんの勝利で、新座から安倍政権の暴走にストップをかけましょう」と呼びかけました。自民党の現職と前市議の無所属新人が立候補を表明する、三郷市で議席獲得をめざす苗村候補は、街頭で訴える中で市民から厳しい暮らしの実態や安倍政権への怒りの声が寄せられていることを紹介し、「『戦争する国を許さない』『消費税増税ストップ』などの声に応え、憲法9条と25条を大切にする県政実現のために、何としても押し上げてください」と訴えました。
新座市の演説会に参加した女性(35)は「子どもがいるので、医療費が18歳まで無料になって助かっている。今度は県政で石島さんに頑張ってほしい」と語りました。(赤旗2015年3月17日付より)
【新座市】介護の専門性認めて 事業者と党議員ら懇談
埼玉県新座市の日本共産党市議団は26日、同市で居宅介護支援や訪問介護、認知症高齢者のデイケアやグループホームなど地域密着型の介護事業に取り組むNPO法人「暮らしネット・えん」を訪ね、小島美里代表理事と懇談しました。笠原進市議団長や石島よう子市議(県議候補)らが参加しました。
懇談では、安倍内閣が進めている、介護報酬引き下げや要支援者の訪問・通所介護の介護給付外しなどの介護保険制度の改悪について意見を交わしました。
2015年度から介護報酬が2.27%(実質4.48%)もの引き下げになることについて、小島さんは「やっていけない事業者も出てくる。これから超高齢化社会になるのにどうするのか」と批判しました。
要支援者の介護保険外しの問題について「訪問介護を投げ捨ててしまう改定です」と指摘。介護の専門性を狭くとらえ、家事援助などをボランティアに担わせようとする動きについて「要支援1、2の中には認知症の人も多くいるのにボランティアに任せ、みすみす要介護度を上げるようなことになっていいのでしょうか。プロが介護できるようにすべきです」と話しました。
市の第6期介護事業計画についても意見交換し、笠原氏らは市議団として計画の改善に向けて全力をあげると表明しました。(赤旗2015年1月29日付より)