●市民と野党で政治を変える 埼玉「11区の会」が設立準備会

衆院埼玉11区(秩父市、深谷市、本庄市、熊谷市=旧江南地域=、小鹿野町、横瀬町、皆野町、長瀞町、神川町、上里町、美里町、寄居町、東秩父村)で野党共闘を実現して安保法制=戦争法を廃止し立憲主義を回復しようと9曰、深谷市で「オール11区市民の会」設立準備会と講演会が開かれ、367人が参加しました。

野党各党の代表があいさつ。日本共産党の柴岡ゆうま北部地区委員長(衆院埼玉11区候補)は「森友学園」や南スーダンPKO(平和維持活動)に参加する陸上自衛隊の「日報」問題、「共謀罪」法案などで暴走する安倍政権を批判し「市民と野党の共闘で、こんな政権には一刻も早く退場の審判を下しましょう」と訴えました。

自由党県連の松崎哲久代表は「野党共闘に踏み出さなければ私たちの命や生活が守られない。市民のみなさんが、野党を叱咤(しった)激励してください」と呼びかけ、新社会党秩父総支部の金崎昌之書記長は安倍政権による戦争への道を何としてもストップさせるために、新社会党も野党共闘の一翼を担います」と表明しました。

社民党熊谷総支部の川田博代表、緑の党県本部準備会の清野和彦秩父市議もあいさつし、民進党の江原久美子県議がメッセージを寄せました。

総がかり行動実行委員会の高田健共同代表が「市民と野党の共闘が政治を変える」と題して講演しました。

(「しんぶん赤旗」4月12日付より)

●桶川市議補選16日投票 星野のりじ候補が全力 「市民の声が生きる市政、議席増で」

星野のりじ候補

9日告示(16日投票)された埼玉県桶川市議補選(定数1)に立候補した日本共産党の星野のりじ候補(77)=新=は、前原かづえ県議の応援を受けて第一声をあげました。

星野氏は「二度と戦争を繰り返してはならない」という信念で高校教諭を38年間務め、退職後も憲法を守る運動に尽力してきたと語り、「憲法を生かしたまちづくりを進めます」と訴えました。
現市政について、大規模事業に多額の予算をつぎ込む一方で、福祉や教育の予算は圧迫され、安倍政権のもとでの医療や社会保障の改悪を、そのまま市政に持ち込んでいると批判。「市民が主人公の市政に転換します」と訴え、保育所・小中学校の学校給食無料化や18歳までの医療費無料化、国民健康保険税・介護保険料引き下げ、JR桶川駅東口へのエレベーター、トイレ設置などの公約を掲げました。
前原県議は「星野さんの当選で共産党の議席が2から3になれば、市民の声を市政に届ける大きなパイプ役になります。安倍暴走政治ノーの市民の意思を示す絶好のチャンスです」と語りました。
市議補選は、星野氏と無所属2人の3人による争いです。

(「しんぶん赤旗」4月11日付より)

●負担増反対の4議席必ず 飯能市議選16日告示 黒字財政をくらしに生かそう 阿部暴走ノー、市政転換訴え奮闘

市の担当者に国民健康保険税の引き下げなどを求める署名を提出する(右から)滝沢、新井、山田、金子の各氏=4日、飯能市

埼玉県飯能市議選(定数19)が16日告示(23日投票)されます。日本共産党は、金子としえ(61)、山田とし子(69)、新井たくみ(61)、滝沢おさむ(61)の現職4候補の全員当選をめざします。

同市では前回市議選からの4年間で、上下水道料金や国民健康保険税、介護保険料などがつぎつぎと引き上げられ、市民の暮らしを圧迫しています。共産党が実施した市民アンケートでは、67%の人が「生活が苦しくなった」と回答し、「生活で不安なこと」の1位は「老後が不安」(60%)です。

これらの負担増に、共産党以外の自民系議員や公明党はすべて賛成してきました。

市民が求めていた中学卒業までの医療費無料化が2016年4月から実現しました。しかし、大久保勝遅市長が市議会で「14年度から実施したい」と答弁したのに対し、自民系議員、公明党が「財政が破綻する」「医療費の負担を考えなくなり、モラルハザード(倫理喪失)が起きる」などと反対し、実施を遅らせてしまいました。

共産党市議団は負担増にきっぱりと反対し、市民の暮らしを守るために提案・行動してきました。中学卒業までの医療費無料化については、市民とともに約9000人分の署名を集め、他会派の議員にも呼びかけて、いち早く条例案を提案するなどしてきました。

4候補は、米海兵隊と陸上自衛隊の日米共同演習により、飯能市上空で米軍MVオスプレイの飛行訓練が目撃されるなど、安倍政権のもとで戦争法の具体化が進んでいると指摘し、「安倍暴走政治ノーの声を飯能から」と訴えています。

待機児童ゼロ公約

市政の課題では、市の一般会計は黒字で、財政調整基金にも18億円の貯金があるとして、▽国民健康保険税・介護保険料の引き下げ▽保育所の待機児童ゼロ▽学校給食費の無料化▽デマンド交通システム・地域循環ワゴンなどの住民の足の確保─を公約に掲げています。

市議選には共産党4候補をはじめ、現有3議席の確保をめざす公明党や自民系議員ら現職17人に加え、議席確保をめざす民進党や日本維新の会などの新人9人の計26人の立候補が見込まれています。公明党は「共産党は孑ども医療費無料化の年齢拡大を言いながら、予算には反対したなどと共産党への攻撃を強めています。

(「しんぶん赤旗」4月9日付より)

●3議席目をめざす 桶川市議補選 星野候補が全力 9日告示

星野のりじ候補

埼玉県桶川市議補選(定数1)は9日、告示(16日投票)されます。日本共産党は党市委員長の星野のりじ氏(77)を擁立し、現有2議席から市議会の三つの常任委員会すべて委員を置ける3議席をめざします。

星野氏は、現市政について、市役所庁舎建て替えや旧日本軍飛行学校跡地の整備、道の駅建設、坂田地区保留地開発など大型事業に多額の予算をつぎ込む一方で、福祉や教育の充実など市民の要求に応えていないと指摘。安倍政権による福祉、医療、介護の改悪から市民を守る市政への転換が求められていると主張しています。

星野氏は、共産党が議席を増やせば国政も市政も動かす確かな力になると強調。「国の悪政の荒波から暮らしを守る防波堤となり、市民が主人公の市政を実現するため全力をあげます」と訴え、▽18歳までの医療費無料化▽保育所・学校給食の無料化▽小中学校での30人学級実施▽循環バスの運行改善と高齢者無料化▽国民健康保険税、介護保険料の引き下げなどの公約を掲げています。

市議選は、星野氏を含め3~4人が立候補する見込みです。

(「しんぶん赤旗」4月8日付より)

●立憲主義回復へ全力 埼玉15区「いちごの会」が発足

あいさつする梅村衆院議員=1日、さいたま市南区

衆院埼玉15区(さいたま市南区、桜区、蕨市、戸田市)で市民と野党の共闘を進めようと、「安保法制を廃し、立憲主義を回復する15区市民の会(通称・いちごの会)が4月1日、発足しました。さいたま市南区で同日開かれた発足集会には200人が参加し、安倍暴走政治をストップさせるため、衆院選での野党勝利に向けた運動を進める方針を確認しました。

「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の高田健・共同代表が講演。市民一人ひとりの意思で行動を起こした、2015年の安保法制(戦争法)阻止のたたかいの特徴を語り、その運動が昨年の参院選で野党統一候補を実現する力になったと語りました。安倍政権が狙うち改憲を阻止するため、次期衆院選の小選挙区でも野党候補を一本化できるかが鍵だとして、各地域での市民による共通政策づくりの重要性を訴えました。

政党からは、日本共産党の梅村さえこ衆院議員(北関東比例・埼玉15区重複候補)が出席し「みなさんと気持ちを一つに立憲主義、民主主義を回復する15区をつくるために全力で頑張ります」と表明しました。

社民党県連合の佐藤征治郎代表がメッセージを寄せました。「オール埼玉総行勤」の小出重義実行委員長があいさつし、6月4日に、さいたま市で「安保関連法廃止、立憲主義回復」を求めて開く集会の成功を呼びかけました。

(「しんぶん赤旗」4月5日付より)