「戦争する国にしないで」 埼玉母親大会で憲法学ぶ

パレードする参加者=2014年5月31日、和光市

パレードする参加者=2014年5月31日、和光市

第59回埼玉母親大会が5月31日、埼玉県和光市で開かれ、約1000人が参加しました。基地見学会や社会保障学習、憲法学習などを行い、東日本大震災被災地の視察報告など各団体の取り組みを交流しました。

学習院大学の青井未帆教授が講演。「子どもを守る」などと感情を刺激して集団的自衛権行使を合理化しようとする安倍首相の手法を「外交の冷静な議論に使ってはならない」と批判しました。「日本は“平和ブランド”によって守られてきた側面が現にある」と述べ、「集団的自衛権がなければ国民の命を守れないという議論が通用するのか」と指摘しました。

柴田泰彦埼労連議長らが来賓あいさつし、松本武洋和光市長は小学校での憲法教育を紹介し、権力を縛る憲法の役割を強調しました。

参加者は、「国民の声を無視する安倍政権の暴走政治をストップさせる」とした大会宣言や「原発はいらない!埼玉女性アピール」を採択し、集会後、市内をパレード。「戦争する国にしないで」と訴えました。(赤旗2014年6月4日付より)