改選数3に対し有力4候補があらそう参院埼玉選挙区で、自民、公明の現職らと接戦となっている日本共産党の伊藤岳候補は6月30日、秩父、本庄、深谷、熊谷の各市と寄居町を駆け巡り「市民とともに新しい政治を進めるため、比例代表は日本共産党、選挙区は伊藤岳を」と訴えました。
与党で2議席確保を狙う自民党、公明党は、安倍晋三首相が公明党候補を応援するなど懸命の動きとなっています。
伊藤候補の演説はどこでも多くの聴衆が集まり、秩父市では他党派市議も応援のマイクを握りました。新社会党の金崎昌之市議は「安倍暴走政治をストップさせるため、憲法を守る立場の共産党の伊藤岳さんを推薦します」と表明。無所属の清野和彦市議は「非改憲勢力の野党候補を本気で応援しています。伊藤岳さんを押し上げましょう」と力を込めました。
伊藤候補は、安倍候補は、安倍首相が埼玉でも野党共闘を「野合」『無責任』と攻撃していることに対し「(戦争法で)自衛隊の命を差し出そうとしている安倍首相こそ無責任」だと批判。野党共闘を発展させ、戦争法廃止、改憲阻止の大きな力になる共産党を伸ばしてほしいと訴えました。
寄居町で娘、孫と一緒に聞いた松本文子さん(64)は「誰でも大事な子どもを戦争に行かせたくない。一生懸命、共産党と伊藤さんを応援します」と話しました。(2016年7月1日付「しんぶん赤旗」より)