県青年学生部と民青同盟の青年は7日、所沢ハローワーク前でシールアンケートをよびかけながら10人以上の青年と対話しました。
◆時給830円でパン屋のバイトをしていたという26歳の女性は、このままでは自立できないと、医療事務の資格をとり、最近ようやく就職先が見つかったと言います。本当は正社員を希望しているが、経験がないという理由で派遣しか見つからず、手取りは13万円くらい。贅沢は言わないが、せめて普通に働けば自立できる給料がほしい。被災地のことを思うとしょうがないのかなとも思うけど、このまま働く人の状況が厳しくなると生保受給者が増えて、経済状況も悪くなる一方だと思いますと話してくれました。
◆外科病棟の看護師として働いてきたという32歳の女性は、長時間労働に耐えきれず退職。2交替制勤務でも定時にあがれることはなく、残業しても残業代は出なかった。人事評価制度が本格的に導入されようとしていて職場の人間関係もぎくしゃくしていたのが辛かったと話します。自分は看護師しかできないので再就職先も病院を探しているが、どこも人手が少ないので大変だと話してくれました。
◆続々と出てきた青年たちに声をかけると、中国やペルーから来たとのこと。片言の日本語でしたが、「川越の製麺工場に派遣されて働いてきたが、給料が1~3カ月も支払われていない。派遣会社の社長にいくら言っても対応してくれないので、50人くらいで相談に来た」と話してくれました。「共産党議員や労働組合も紹介するのであきらめないで頑張りましょう」と連絡先を交換しました。