●飯能市議選 4現職全員が議席確保 公約実現に全力

埼玉県飯能市議選(定数19、立候補26人)は23日投開票され、日本共産党は、金子敏江(61)、山田利子(69)、新井巧(61)、滝沢修(61)の現職4氏が全員当選し、現有議席を確保しました。

市議選で共産党は、市民に負担増を押し付け、中学卒業までの医療費無料化の実施を遅らせるなどしてきた自民系、公明の議員を批判し、「市民のくらしといのちを守る市政の実現を」と強調。暴走する安倍政権を批判し「飯能から安倍政権にノーの審判を下そう」と訴えました。

市議選には有力新人が多数立候補し、7人はみ出しの多数激戦となりました。自民党は現職8人を推薦しましたが、7人の当選にとどまりました。

開票結果を受けて4氏は、国民健康保険税・介護保険料の引き下げ、学校給食費の無償化、保育所の待機児ゼロ、デマンド交通・地域循環ワゴンなど「住民の足の確保」などの公約実現に全力をあげると述べました。

(「しんぶん赤旗」4月25日付より)

 

●ホーム転落防止策を 梅村衆院議員 検討会に視覚障害者の参加を

梅村さえご議員は10日、衆院決算行政監視委員会分科会で、JR京浜東北線蕨駅(埼玉県蕨市)での視覚障害者の転落死亡事故を取り上げ再発防止策を求めました。

梅村氏は、さまざまな対策を取りながらも、ホーム転落事故は増え、とりわけ視覚障害者の転落は2009~15年度で2・4倍となり、16年度の死亡者数は3人になったと指摘しました。

梅村氏は、視覚障害者を主体とする事故防止策が必要だと主張。国土交通省の「駅ホームにおける安全性向上ための検討会」に視覚障害者が入っていないことを示し、「鉄道会社の事情が優先され、安全性が後回しにされる危険性がある」とただしました。石井啓一国交相は「今後フォローアップの検討会に、障害者団体には委員として参加してもらう」と答弁しました。

梅村氏は、駅員の配置・増員要求に逆行する駅無人化を批判。「障害者に安心とともに歩行や移動の自由が保障されるべきだ」と主張し、バリアフリーを国の責任で促進するよう要求しました。

(「しんぶん赤旗」4月24日付より)

●くらし・福祉こそ最優先 前島氏が奮闘 さいたま市長選5月7日告示

さいたま市長選は5月7日告示(21日投票)されます。「みんなのさいたま市をつくる会」の前島ひでお候補(64)=無所属新、日本共産党推薦は=は、くらし・福祉優先の「あったかシチィさいたまの実現へ奮闘しています。

市長選は、前島氏と現職の清水勇人氏(55)、元自民党衆院議員の中森福代氏(67)の3人の争いになる見込みです。

負担押しつけ

清水市長は、「ハコモノ一掃」「しあわせ倍増」を掲げて8年前に初当選しました。しかし、大宮や浦和などの駅周辺6地区を「2都心・4副都心と位置付けて大型開発を推進し、毎年150億円もの予算を投入。さらに、昨年は「広く国外から観光客を呼び込む」として、国際自転車競技大会{さいたまクリテリウム」、国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ」、「さいたま国際マラソンなどのビッグイベンに14億円の予算を注ぎ込みました。

一方で、4年間で難病患者見舞金の廃止や敬老祝い金の半減、重度要介護高齢者手当への年齢制限導入など、総額18億円もの福祉予算を削減。下水道料金や介護保険料を引き上げるなど、市民には負担を押し付けできました。認可保育所入所が不承諾となった人は2000人を超え、特別養護老人ホームの待機者も1300人以上いるなど、市民に必要な施設は足りていません。

「市民応援団」

前島候補は、さいたま市・旧大宮市内の小学校で37年間教師を務め、労働組合運動や、さまざまな市民運動に関わり、子どもたちや労働者、市民の福祉・暮らし・教育を守るために全力をあげてきました。

市内の公民館が憲法9条について詠んだ俳句を「公民館だより」に掲載することを拒否し、作者が市を訴えた「9条俳句」訴訟では、「市民応援団」として奮闘。清水市長が公民館の対応を「おおむね適切」だと述べたことを批判し、「個人の尊厳と平和、憲法を守る市政の実現を」と主張しています。

前島候補は、「国の悪政から市民のくらしを守る防波堤になるのが自治体の仕事だ」と強調。大型開発やビッグイベントを見直し、各種基金にためこまれた700億円もの財源を活用して、国民健康保険税・介護保険料の負担軽減、保育所・学童保育の待機児ゼロ、特別養護老人ホームの増設、小中学校での少人数学級の導入などを実現すると訴えています。

(「しんぶん赤旗」4月23日付より)

●前島さいたま市長候補 政策を発表「税金は市民のために」

さいたま市長選(5月7日告示・21日投票)に立候補を表明している「みんなのさいたま市をつくる会」の前島ひでお氏(64)=無所属新=は20日、市役所で記者会見し、市長選公約「あったかシティさいたま」プランを発表しました。

前島氏は、基本姿勢として①税金の使い方を市民第一に変える②「個人の尊厳と平和」を大切にする─を掲げ、清水勇人市長の市政について「8年前に『ハコモノ掃一』を掲げて当選したが、その旗を降ろし、逆に大型開発やピッグイベントに熱心で、市民のために税金を使っていない」と批判。「教育や保育、暮らしの充実に予算を振り向ける」と語りました。

安保法制に反対する「オール埼玉総行動」や「九条俳句」などの運動に中心的に関わってきたと述べ、安倍暴走政治と対決し、憲法や平和を守る市政を実現したいと強調しました。

前島氏は、保育や介護、障害者福祉の充実、教育条件の整備、10行政区の個性を生かしたまちづくりなどの基本政策を示し、大型開発やビックイべントについて「ゼロべースで見直す」と語りました。

(「しんぶん赤旗」4月22日付より)

●飯能市議選23日投票 金子・山田・新井・滝沢候補がいのちと暮らし守る議席確保へ全力

埼玉県飯能市議選(定数19、立候補26人)は23日、1票を争う大激戦のまま投票日を迎えます。日本共産党は、金子としえ(61)、山田とし子(69)、新井たくみ(61)、滝沢おさむ(61)の現職4候補の全員当選へ、全力をあげています。

共産党が取り組む、学校給食費の無償化を求める署名には多くの子育て世代が署名。「子どもが4人もいるから(無料になったら)とても助かる」などの反応があり、市民のくらしを支える共産党の政策に期待と共感が寄せられています。

一方で、現有3議席をめざす公明党は、「共産党は、『子ども医療費無料化の年齢拡大をやった』と言っているが、本当にやったのは公明党」などと主張。しかし、大久保勝市長が中学卒業までの医療費無料化について、「2014年から実施したい」と表明していたのに対し、「医療療費の負担を考えなくなり、モラルハザード(倫理崩壊)が起きる」などと反対し、実施を1年遅らせたのが自民系、公明の議員です。

共産党は、市民とともに中学卒業までの医対療費無料化を求める署名を約9000人分集めるなど、実現の先頭にたってきました。

党と後援会は「打って出れば支持は広がる。担い手を広げて全有権者規模での対話・支持拡大を」と呼びかけています。

(「しんぶん赤旗」4月22日付より)