●安倍政治ノーの意思示す 前島市長候補の訴え

教師生活37年、労働(組合)連動や市民運動をずっとやつてきたなかで、市長選への立候補へ私を動かした一番の理由は、平和と民主市議を脅かすなどしてきた安倍政治に対する怒りです。さいたま市は安部政権に無批判に追随する姿勢です。だから私は、さいたま市から「安倍政治ノー」の意思を示したい。

トリエンナーレ(国際芸術祭)や国際女子マラソンなどのビッグイベントに14億円、巨大開発に年間150億円も(税金を)使うことが、本当に市民のためになっているでしょうか。私はビックイベトや巨大開発優先ではなく、子育てや介護など、市民が求めているところに思い切ってお金を使いたい。そんな「あったかい市政」を実現するために、全カでたたかいます。

(「しんぶん赤旗」5月9日付より)

●前島候補「暮らし優先市政に」 さいたま市長選告示 「戦争の流れ阻止」市民ら応援

7日告示(21日投票)された、さいたま市長選で「みんなのさいたま市をつくる会」の前島ひでお市長候補(64) =無所属、日本共産党推薦=第一声で、「大型開発とビッグイベント優先から暮らし・福祉優先の市政への転換を」と訴えました。訴えを聞きに駆けつけた市民らは、力強い声援と拍手を送り、JR大宮駅前は熱気に包まれました。

共産党の塩川鉄也衆院議員や子育て中の母親、「オール埼玉総行動」実行委員会の代表など、幅広い人たちが応援のマイクを握りました。

市内の公民館が憲法9条について詠んだ俳句を「公民館だより」に掲載することを拒否し、作者が市を訴えた「九条俳句」訴訟の原告弁護団の小内(こない)克浩弁護士は訴訟の応援団として運動を支え、原告の方の不安を丁寧に聞いて『自由に発言することができる社会を守るために一緒に頑張りましょうと励ましてきたのが前島さん」と語りました。

元大宮市議(無所属)の栗原公喬(きみたか)さんは、共謀罪や沖縄の基地問題などで、政府が市民に対し強圧的な態度をとっていることを批判し「戦争に向かう危険な流れを阻止するためにも前島さんを市長に」と訴えました。

市長選は、現職の清水勇人氏(55)、元自民党衆院議員の中森福代氏との3人の争いです。清水氏は第一声で「2都心4副都心」などの大型開発の推進を表明。中森氏は、ビッグイべントを批判しましたが、大型開発には触れませんでした。

(「しんぶん赤旗」5月9日付より)

●福祉優先の市政へ さいたま市長選 前島氏が第一声

さいたま市長選が7日告示(21日投票)され、「みんなのさいたま市をつくる会」の前島ひでお氏(64)=無所属新、日本共産党推薦が立候補し、「市民とともに暮らし・福祉優先の『あったかシティさいたま』をつくると訴えました。

他に現職の清水勇人氏(55)、元自民党衆院議員の中森福代氏(67)=いずれも無所属=が立候補し、現新3人のたたかいです。

前島候補は大型開発とビッグイベント優先の現市政を批判し「椀金の使い方を市民本位に変えて、高すぎ税や公共料金を下げ、保育所や介護施設を増設する」と強調。教員として37年間働き、労働組合運動に取げり組む中で、国の悪政などによって貧困と格差が広がり、労働者が過労死などで苦しめられている実態を告発し、「さいたま市から、安倍政治ノーの声を」と訴えました。

日本共産党の塩川鉄也衆院議員が駆け付け、安部首相が憲法9条改定を狙っていることを批判。「海外で殺し殺される自衛隊を生み出さないために、前島さんの当選を」と呼びかけました。

(「しんぶん赤旗」5月9日付より)

●前島氏「税金は市民第一に」  さいたま市長選でテレビ討論

さいたま市長選(5月7曰告示、21日投票)の立候補予定者3氏によるテトビ討論会が24日夜、テレビ埼玉の主催で行われました。「みんなのさいたま市をつくる会」の前島ひでお氏と現職の清水勇人氏、元自民党衆院議員の中森福代氏が出席しました。

前島氏は「個人の尊厳と平和を大切にし、税金の使い方を市民第に変える」と強調し、ビッグイベントや大型開発を見直して、税負担の軽減など市民の暮らしを支える市政を実現すると述べました。

清水氏は「市の未来にむけて、歳入を増やしていくための成長戦略」「東日本の中枢都市をめざすとして、ビッグイベントや大型開発の推進を表明。また、2期8年間で民生費を1・8倍に増やし、子育て支援や高齢者・障害者福祉に力を入れてきたと話しました。

これに対し前島氏は、清水市政のもとで「敬老祝い金の半減や難病患者見舞金の廃止など、総額18億円もの福祉予算が削られた」と反論。高い税金や公共料金の引き下げ、保育所の待機児童ゼロとともに「保育の質」の確保、介護施設の増設と職員の処遇改善などを実現すると語りました。

多額の税金を投入し(採算面に不安がある地下鉄7号線の延伸計画について、清水氏と中森氏は推進を表明。前島氏は「長期的視点で見直し、税金は暮らし優先に使う」と表明し、下水道や生活道路の整備、防災対策など生活密着型の公共事業を優先すると述べました。

(「しんぶん赤旗」4月26日付より)

●教え子ら「前島さんをぜひ」 さいたま市長選勝利へ集い

埼玉県の県都、さいたま市の市長選(5月7日告示・21日投票)で、前島ひでお候補(64)=無所属新、日本共産党推薦=を必ず勝利させようと、「みんなのさいたま市をつくる会」は23日夜、前島氏を「励ますつどい」を同市の埼玉会館で開き、会場いっぱいの1500人が集まりました。会のテーマソング「そんな町を」を前島氏と参加者が一緒に歌うなど、一体感に包まれました。

元小学校教諭の前島氏の教え子やその保護者が激励に駆けつけ、「オール埼玉総行動」や「九条俳句訴訟」弁護団など前島氏と連動を共にする市民団体の代表らが応援のマイクを握りました。かつて市の合併反対で一緒に運動した無所属の栗原公喬(きみたか)旧大宮市議が「市民に優しい公平・公正な市政の実現を」とのメッセージを寄せました。

日本共産党の梅村さえこ衆院議員も駆けつけ「国いいなりの市政では、安倍暴走政治から市民を守ることはできません。前島さんを市長にすることで、安倍政権に審判を下す選挙にしよう」と訴えました。

決意表明した前島氏は、現市政が市民の暮らしの不安には応えず、市中心部の大型開発やピッグイベントにばかり税金を使っていると批判し「市民本位の〝あったか市政〟をつくり、暮らし第一にお金を使う市政に改めます」と語りました。

つどいでは「みんなで考えようさいたま市の未来」と題した「特別授業」がありました。小学校の教室を模して、教師役の前島氏と児童役のスタッフが、さいたま市の「いい点・悪い点」を話し合い、保育園に入れない子がたくさんいる」「学校のトイレをなんとかして」など、市政の問題点を明らかにしました。

(「しんぶん赤旗」4月25日付より)