戦争法ノー期待大 埼玉・朝霞市議選 当選の3氏決意

当選を喜ぶ(前列左2人目から)山口、石川、斉藤の各氏=2015年12月7日未明、朝霞市

当選を喜ぶ(前列左2人目から)山口、石川、斉藤の各氏=2015年12月7日未明、朝霞市

6日投開票された埼玉県朝霞市議選(定数24、立候補28人)で、日本共産党の斉藤弘道(53)、山口公悦(65)=以上現=、石川啓子(52)=元=の3氏は全員が得票を伸ばして当選し、前回獲得議席を維持しました。

3氏は合計で3770票(得票率10.61%)を獲得し、石川氏が2位で当選するなど、前回の2849票(得票率8.20%)から大きく伸ばしました。

3氏は、陸上自衛隊朝霞駐屯地を抱える「基地のまち・朝霞」から「戦争法ノー」「安倍暴走政治ノー」の声をあげようと強調し「平和と暮らしの願いを共産党へ」と訴えてたたかいました。党事務所に自民党員という市民から「今の安倍政治は許せない。今回は共産党に投票したい」と電話がかかってくるなど、幅広い市民のなかで期待と共感が広がりました。

事務所に集まった全員当選を喜ぶ支援者らに3氏は感謝を述べるとともに、市民からの大きな期待を感じた選挙だったと述べ「みなさんから寄せられた期待に応えるために、公約実現へ頑張ります」と決意を語りました。

(しんぶん赤旗2015年12月8日付より)

上尾 5人当選2議席増/市議選 戦争法廃止の訴えに共感

当選を喜ぶ(右2人目から)糟谷、池田、新藤、平田、秋山の5氏=2015年12月6日、上尾市

当選を喜ぶ(右2人目から)糟谷、池田、新藤、平田、秋山の5氏=2015年12月6日、上尾市

6日投開票された埼玉県上尾市議選で、日本共産党は、糟谷珠紀(41)、秋山もえ(39)、平田通子(59)=以上現=、新藤孝子(60)、池田達生(68)=以上新=の5人が全員当選し、2議席増を果たしました。

共産党の得票合計は1万1556票(得票率17.42%)で、投票率が約4ポイント下がる中、前回比2136票増やし得票率も4.11ポイント伸ばしました。政党で得票数・率とも伸ばしたのは共産党だけでした。

共産党は「戦争法廃止の声を上尾から上げよう。平和の願いを5候補に託してください」と宣伝・対話に奮闘しました。

政策ビラを見た市民から戦争法についての質問が電話であり、丁寧に答えると「まだ少し疑問もあるが今回は家族みんなで共産党に入れる」と支持を約束。戦争法廃止の政策への支持と共感が、幅広い市民の中に広がりました。

これに対し、自民党や公明党は「戦争法と言うが戦争を抑止するものだ」などと反論を試みましたが、自民党の応援を受けた無所属候補や公明党候補は得票を減らしました。

共産党の市政政策への支持も広がりました。40億円の市のため込み金など財政の裏付けを示しながら、国民健康保険税の引き下げや介護保険の負担軽減などを提案。「共産党の議席が増えれば市民の願いを実現する大きな力になります」と訴えました。

(しんぶん赤旗2015年12月8日付より)

埼玉・所沢市長選 市川氏は及ばず

18日投開票された埼玉県所沢市長選で、「市民が主役の会」の市川治彦氏(62)=無所属新、日本共産党推薦=は1万8893票(得票率18.43%)を得ましたが、及びませんでした。

当選は、現職の藤本正人氏(53)=自民党、公明党推薦=。

選挙結果をうけて市川氏は、小中学校のエアコン問題や保育園の「育休退園」問題などで現市政を批判し、政策を訴えるなかで「たくさんの人の『市政を変えてほしい』という願いを感じた」と述べ、引き続き市政をチェックし、公約実現へ全力をあげる決意を語りました。

(しんぶん赤旗2015年10月20日付より)

嵐山町議選 無投票当選/清水正之氏 川口浩史氏

29日告示された埼玉県嵐山(らんざん)町議選(定数14)で、日本共産党の清水正之(64)、川口浩史(60)両氏=ともに現=が立候補しました。定数と同数の立候補で両氏の無投票当選が決まり、現有2議席を確保しました。

 

議会新分野は次の通り。(カッコ内は前回との比較)

▽共2(2)公1(1)社1(1)無10(10)、議席占有率14.29%(同)

(しんぶん赤旗2015年9月30日付より)

【民主県政の会】柴田やすひこ候補 善戦及ばず

 

県民要求実現へ
引き続き全力をあげます

9日投票の埼玉県知事選は即日開票され、「民主県政の会」代表で日本共産党が推薦する柴田やすひこ候補は228,404票を獲得して善戦したものの、当選には至りませんでした。当選は、現職の上田きよし氏で、4期目となります。

こんどの選挙では、国の行方を左右する安保法案(戦争法案)に対する各候補の態度が問われました。しかし、柴田候補以外の候補者は論戦を回避し、自民党県連が推薦する塚田候補はもっぱら上田候補の「多選自粛条例」破りを攻撃し、まともな政策を示せませんでした。

これに対して、柴田候補は、「戦争法案ノー」「憲法を生かす県政への転換」を正面から訴えるとともに、「子ども医療費を18歳まで無料に」「公契約条例の制定」「ブラック企業の規制」など、具体的な政策を示して奮闘し、県民の間に共感を広げました。

自民党推薦の塚田候補が大差で敗れたことは、「戦争法案」に対する埼玉県民の批判の表れでもあり、安倍政権にとって厳しい結果となりました。

開票後、柴田候補は「私たちの命がかかった重大問題を提起して訴えたが、浸透させるうえで力が及ばなかった。選挙中に約束した政策を実現するために、今後も県民のみなさんと手を携えて、がんばりたい」と語りました。

 

県知事選の結果

候補者 得票数 得票率
柴田やすひこ 228,404 14.98%
上田きよし 891,822 58.48%
つかだ佳祐 322,455 21.15%
石川英行 49,884 3.27%
たけだのぶひろ 32,364 2.12%

有効投票数 1,524,929  投票率 26.63%

(民主県政の会ニュース)