日本共産党も加わる「みんなのさいたま市をつくる会」は2月1日、さいたま市長選(5月9日告示、23日投票)に、同会代表委員でさいたま地区労議長の前島英男氏(67)を擁立してたたかうと発表しました。
前島氏は、市のコロナ対策や市民への支援策は不十分だと批判し、PCR検査の抜本的拡充や保健所体制の強化などを政策に掲げると紹介。「困っている人たちを行政が見つけ出して助けなければならない。温かい市政をつくりたい」と訴えました。
また、市が計画している大規模開発はコロナ禍を考慮していないと指摘し、「ゼロベースで見直す」と強調。市内で小学校教師を長年勤めたことから、「市独自の少人数学級や学校給食費の無料化などを実現し、みんなで支え合い、子どもたちもゆとりを持てる教育にする」と力を込めました。
同会の坪野智彦幹事長は「学習会などを開き学ぶ中で、市の医療や保健の脆弱さに気付いた。市政を転換するためには、運動の先頭に立ち続け、2017年の市長選でも多くの人から支持された前島氏が最もふさわしいと考えた」と話しました。