飯能市は下水道使用料を1立法㍍当たり15円(13%)値上げして153円とすること。改定時期を26年10月1日とするという改定案を諮問しました。
この諮問を受けて、3月26日開いた下水道審議会では、「原案どおり、異議はない」とする答申を出しました。
日本共産党飯能市議団は、6月議会に値上げの条例案を提出しないよう求めて、大久保勝市長に申し入れを行いました。
この値上げが実施されると市が例示した4人世帯50立法㍍使う一般的な家庭で、1年間では約6000円もの値上げになります。飯能市の下水道使用料は、現在、埼玉県下で9番目ですが、この改定が実施されると横瀬町、日高市についで高い使用料金になります。
計画では、資本費の回収率を63%にしていますが、「資本費」には、破綻した12万人都市構想により37億円で購入した3・5㌶の未利用地の費用や、原市場の特定環境保全公共下水道を征矢町の終末処理場に直接つなぐ事業計画をつくり、途中まで地下深くに下水管を埋設した費用12億円も資本費に入っています。これらの破綻した大規模開発や計画倒れのものまで、市民に負担を押しつけられたのではたまりません。(後略)(『新飯能』4月27日付より)