「さいたま・常泉寺に『広島・長崎の火』を永遠に灯す会」は4日、さいたま市見沼区の常泉寺で「第22回さいたま・常泉寺『広島・長崎の火』を囲むつどい」を開き、約100人が参加しました。
原水爆禁止日本協議会の安井正和事務局長が講演。原水爆禁止2016年世界大会の国際会議宣言を紹介し、核兵器廃絶に向けた世界の動きを説明しました。
安井氏は、国連で核兵器を禁止し、廃止する条約についての実質的な議論が始まり、オバマ大統領が検討する核兵器先制不使用宣言に反対する安倍政権を「核兵器をなくす世界の流れを妨害している」と批判。「被爆国の責務として、核兵器廃絶という課題をもう一度国民的に問いかけて、声を『ヒバクシャ国際署名』に結集しよう。核兵器のない世界をつくる歴史的チャンスです」と訴えました。
原水爆禁止世界大会に参加した青年や高校生が「平均年齢が80歳を超えた被爆者の方々がいなくなってしまった後に、『核兵器は正しかった』となってしまうのではと心配。そうならないためにも、自分たち若い世代が核兵器の恐ろしさを伝えていきた」などと発言しました。
松井一実広島市長、田上富久長崎市長、上田清司県知事、清水勇人さいたま市長がメッセージを寄せました。
(2016年9月7日付「しんぶん赤旗」より)