さいたま/「広島・長崎の火」を囲むつどい/政府は核廃絶推進を

さいたま・常泉寺に「広島・長崎の火」を永遠に灯す会は6日、さいたま市内の常泉寺で「広島・長崎の火」を囲むつどいを開きました。

同会の原冨悟会長はあいさつで「日本政府は1日も早く核兵器禁止条約に参加し、条約を積極的に推進すべきだ」と強調しました。

日本原水爆被害者団体協議会(しらさぎ会)の坂下紀子理事が講演し、自身が1歳の時に広島市でともに被爆した祖母や母から聞いた被爆体験や、終戦後の広島市の様子、被爆者への差別の実例などを紹介。「あと6カ国の批准で核兵器禁止条約が発効します。時間の問題です。発効後は批准国が核兵器を無くすためにどのように働きかけていくのか注視していきましょう」と呼びかけました。

埼玉県原水協の佐藤俊一事務局長は、核兵器禁止条約に背を向ける安倍首相を批判し、「辞任を表明した安倍首相の後継の最有力候補は安倍路線を受け継ぐと言っているが、最近の世論調査では国民の72%が条約に参加すべきと答えた。核兵器廃絶のため頑張っていく」と話しました。

つどいでは、詩の朗読や合唱も行われました。