米軍機飛行抗議せよ/埼玉県平和委が県と懇談

米軍輸送機MV22オスプレイが7月に米軍横田基地に飛来したことなどを受けて、埼玉県平和委員会は22日、県内上空の米軍機の飛行問題について、県の基地対策の担当者を懇談しました。

参加者は、この間の「空のウオッチング(監視活動)」の結果を踏まえ、「最近の米軍機は低空飛行だけでなく、早朝・深夜や編隊飛行が目立ち、回数も増え、飛行エリアも広がっている」と指摘。オスプレイが横田基地に飛来した際には日高、飯能両市の上空を飛行し、市街地上空でできる限り限定するとしている「転換モード」での飛行をしていたと述べ、関係当局に強く抗議するよう申し入れました。

県の担当者は、「情報をいただければ、関係機関に申し入れていく。県としても訓練を減らすことや、休日・夜間を避けるよう申し入れている」と述べました。

参加者は、「厚木基地では、すでにオスプレイが夜間の飛行もおこなっている。横田への飛来がたび重なれば、埼玉上空を夜間に飛ぶ恐れも出てくる。「(夜間飛行などしないよう)強く申し入れてほしい」と重ねて要望しました。

懇談会には、日本共産党の柳下礼子県議も同席し「県民の安全を守るのが地方自治体の仕事。県として県民の立場に立って、しっかりとものを言うべきだ」と求めました。(赤旗2014年8月28日付より)