高齢者に温かい市に とりうみ敏行候補(66)/さいたま市議選 浦和区 定数7

日本共産党が現有7から11への議席増をめざす来年のさいたま市議選で、とりうみ敏行候補(66)=元=は「浦和区での議席奪還を何としても」と全力をあげています。

 

党議員がいたら

訴える、とりうみ候補=さいたま市浦和区

訴える、とりうみ候補=さいたま市浦和区

2011年の市議選では最下位当選の候補と6票差で落選しました。市民からは「共産党が頑張って、ようやく浦和区に特別養護老人ホームができたと喜んだ矢先に議席がなくなってしまった」「生活保護の申請で区役所に行ったが、冷たい対応にがっかり。こんなときに共産党の議員がいたら」など切実な声が寄せられています。

「やり残したこともたくさんあり、悔しい思いをしました。今度こそ当選して、住民のみなさんとともに要求実現へ全力を尽くしたい」と話す、とりうみ候補。高齢者施設の存続や県立児童相談所跡地の公園化など、地域に密着した活動に取り組んできました。

大学生のときに、病気で長期の入院を経験しました。そのなかで、厳しい生活を強いられながら病気になり、闘病する高齢者が多いことに気づき、「こういうお年寄りが幸せになるためにはどうしたらいいんだろう。元気になったら何かしたい」と思ったのが政治家としての原点です。

1999年に旧浦和市議に初当選。浦和区では、マンションが増加する一方で商店が減り、高齢者は買い物に行きづらいなど、困難な生活を強いられています。「現市政は高齢者に冷たいまちづくりを進めている。もっと高齢者が暮らしやすい市にしたい」と、市議会では「まちづくり委員会」に所属し、市民の声を市政に届けてきました。

 

責任の重さ痛感

ハコモノ行政の転換、市民参加の市政を訴えて当選した清水勇人市長は、市民の反対の声を無視して、無駄な大型開発を進め、保育所などは民間まかせで市の責任で造ろうとせず、市民には国民健康保険税や下水道料金の大幅な引き下げなどを押しつけてきました。「共産党だけが、無駄な大型開発にも負担増にも反対を貫いてきました。浦和区で失った議席を取り戻し、共産党の議席増を何としても勝ち取りたい。清水市政と議会の現状を目の当たりにして、改めて責任の重さを痛感しています」と語ります。

とりうみ候補は言います。「現市政は安倍政権がどんなにひどくなっても、いっさい口を出さないどころか、公民館だよりへの『9条守れ』の俳句掲載拒否問題など、国の暴走と歩調を合わせている。必ず勝利して安倍政権の暴走にストップをかけ、市民の命、暮らし、働く権利と営業を守りたい」

 

とりうみ氏の略歴

会社員を経て、1999年に旧浦和市議に初当選。現在、党さいたま地区常任委員、浦和区委員長。浦和区革新懇世話人。

(赤旗2014年9月25日付より)