住民大切にする町に/埼玉・小川町 党議席守る

9日投票された埼玉県小川町議選(定数16、立候補18人)で、日本共産党の笠原武氏(80)=元=は、1193票(得票率7.78%)を得て4位で当選し、現有議席を確保しました。

笠原氏は「戦争法案ストップ」「若者を戦場に送らない」と掲げ、子育て支援や高齢者福祉の充実で「子ども・若者・高齢者が大切にされる町政を実現する」と強調。若者の雇用対策や高校卒業までの医療費無料化、学校給食の無料化、デマンド(送迎)タクシーの早期実現などを訴えてたたかいました。

選挙結果をうけて、笠原氏は「公約実現のために全力を尽くします」と述べました。

公明党は現有2議席を確保したものの、得票数を132票減らしました。

(しんぶん赤旗2015年8月11日付より)

議席確保何としても/埼玉・小川町議選 笠原氏訴えに共感

日本共産党の笠原たけし候補(80)=元=が現有1議席の確保をめざす、埼玉県小川町議選(定数16、立候補18人)は、2人はみ出しの少数激戦のなか、9日に投票日を迎えます。

高齢者や住民の暮らしを守る笠原候補の訴えに、町民の共感が広がり、「戦争法案ノーと言っているのは笠原さんだけ。頑張ってほしい」など期待の声も寄せられています。

笠原候補は、「戦争と軍国主義教育の恐ろしさを知る世代だ」として、「若者を戦場に送らないために、戦争法案を廃案にしましょう」と訴えています。

また、「子ども・若者・高齢者が大切にされる町政の実現」を掲げ、若者の雇用対策や空き家の有効活用、高校卒業までの医療費無料化、学校給食費の無料化、デマンド(送迎)タクシーの早期実現などを公約しています。

共産党は、笠原候補を何としても押し上げようと、宣伝と対話・支持拡大に全力をあげています。

(しんぶん赤旗2015年8月8日付より)

埼玉・小川町で「戦争展」16日まで/今も飛び交う米軍機 その背景は

埼玉県小川町の町立図書館ギャラリーで7日、「第10回平和のための小川町戦争展」(主催・実行委員会)が始まりました。16日まで。

町の空を飛び交う米軍機の実態を示した展示=2014年8月7日、小川町

町の空を飛び交う米軍機の実態を示した展示=2014年8月7日、小川町

日本軍「慰安婦」や南京大虐殺などの日本による戦争の加害の事実を否定しようとする動きが強まる中、「戦争の実相を伝えよう」と展示に工夫を凝らしています。

年表には、明治から昭和にかけての日本の戦争の歴史を記述。国民が自由にものを言えなくなる状況を政府がつくり出す中で、戦争を進めていった実態を示しています。

町民の戦争体験をまとめた「先輩からの伝言」や、町に残る、航空軍司令部をつくろうとした地下壕(ごう)の跡などに関する展示も、歴史の流れの中で理解できるようにしています。

現在の問題として、米軍機が町の空を頻繁に飛び交うようになった背景、集団的自衛権行使容認など安倍内閣の「戦争する国づくり」の狙いなどを解説しています。(赤旗2014年8月9日付より)