●福祉・教育、最優先 杉戸町長選(9日投票)で上田氏決意 

埼玉県杉戸町長選(7月4日告示、9日投票)で、「誰もが安心してくらせる杉戸町をつくる会」は24日、上田さとし氏(55) =無所属新、日本共産党推薦=の勝利をめざすつどいを開きました。
上田氏は、国の介護保険改悪で、母が入居する特別養護老人ホームの利用料が月額10万円から17万円に跳ね上がった経験を語り、他にも大幅な負担増になった利用者がいたにもかかわらず、町は軽減策を講じなかったと批判。「私と同じような境遇の人が増え続けることは看過できない。すべての人が長寿を心から喜べる社会を実現したい」と選挙にかける思いを語りました。
上田氏は、現町長が減らした介護予防予算の拡大や、県内で最低水準に置かれている小中学校エアコンの全教室への設置、巡回バスの運行改善、駅前の認可保育園整備、総合病院の誘致などの政策を掲げ、「税金の使い方を福祉、教育最優先に切り替え、憲法を生がす町政を実現します」と力説しました。
町長選は、上田氏と現町長、前町議の3人の争いになる見込みです。
(「しんぶん赤旗」6月30日付より)