厳しい時代を頑張りぬいた伊藤岳さんをぜひ国会へ

不破哲三前議長の応援演説から(2016年7月8日・浦和駅西口にて

浦和で支持を訴える不破前議長

伊藤岳選挙区候補と日本共産党への支持を訴える不破哲三前共産党議長(撮影:五味明憲氏)

こんどの選挙、選挙区では伊藤岳さんをお願いしたいと思います。私は実は、伊藤岳さんと初めてお会いしたのは2001年、総選挙の比例選挙の候補者として活躍している伊藤さんと川越でお会いして応援をしました。それから随分経ちましたが、見違えるように素晴らしい力を持った政治家になりました。(拍手)2001年から今までというのは、共産党にとっても伊藤さんにとっても厳しい時代だったんです。政界では共産党を除くが支配する、共産党との共闘など問題にもならない。そういう時代のなかで頑張りぬいて、そして皆さんのための政治を実現しようとしてやってきた伊藤さんです。今度こそ国会にぜひ当選させて、この埼玉のなかでみなさんのお陰で鍛えられたその力を大いに発揮させていただきたい。(拍手)

 

私は実は昨日、横浜であさか由香さんの応援をしたんですけども、あの方はどうもお若いなと思って聞いてみましたら、私は1930年生まれですが、あさかさんは1980年生まれだといいます。50年違うんです。(笑い)孫の時代だと思いましたが、伊藤さんを見まして、どうも子どもの世代だと思いました。先ほど、私の父は不破さんと同じ歳だったんだと。(笑い)そういう若い方々に、どうか私どもの後を継いで国会で大いに働いてもらいたい。そういう願いを込めて、みなさんにお願いする次第であります。(拍手)比例代表の方は、ぜひ日本共産党にお願いします。

7月8日激戦の埼玉に不破哲三前議長が応援

20160708033995

聴衆の声援に応える(左から)ママの会@埼玉の辻さん、伊藤選挙区候補、シールズの奥田さん、不破前議長、おくだ比例候補=8日、さいたま市の浦和駅西口

日本共産党の不破哲三前議長は8日、さいたま市のJR浦和駅前で、最終盤の大接戦、大激戦をたたかう参院埼玉選挙区(改選定数3)の伊藤岳候補の必勝と比例区での党押し上げの演説に立ちました。

不破氏は、「アベノミクスのもとで大企業は栄えたが、“大企業が栄えれば、国民にまわっていくはずだ”という約束はまったく実現していない。これがアベノミクスの正体だ。3年半もやって『道半ば』では、あまりにもお粗末だ」と批判しました。

公明党の「希望がゆきわたる国へ」というポスターを取り上げ、「国民には希望もゆきわたっていないことを自分で認めている」「公明党が野党からくら替えして自民党の仲間入りしたのは1999年。それから16年間、まだ日本には希望もゆきわたらない。そんな野合なら、もうやめたらいい」と語ると、聴衆から爆笑が起きました。

続いて、安倍首相が、サミットで来日した各国首脳を、戦前、「八紘(はっこう)一宇」=神国日本が世界を支配するなどの思想を国民に植えつけ戦争に動員した国家神道の総本山だった伊勢神宮に案内し、実質的な集団参拝をさせたことに言及。「これは日本の政府代表の行動ではなく、ウルトラ右翼『日本会議』の代表としての行動だ」と批判。「その人物が、その精神で憲法に手を付けようとしている」として、憲法前文から「政府の行為」による戦争への反省を削除し、「内閣総理大臣」を「最高指揮官」とする「国防軍」を設ける自民党改憲案の危険性を暴露しました。

不破氏は、「投票まであと2日。投票箱のふたが閉まるまで、最後まで頑張り抜いたものが勝利の栄冠が得られる。これが選挙の鉄則。伊藤岳候補の当選と日本共産党の比例代表での躍進のために力を貸してほしい」と呼びかけました。

応援に駆けつけた「安保関連法に反対するママの会@埼玉」の辻仁美さん、シールズの奥田愛基さんも日本共産党と伊藤候補への支持を訴えました。

伊藤候補は「私を押し上げていただき、埼玉から自民党、公明党を少数に追い込もう」と強調。おくだ智子比例候補も「共産党の躍進で、憲法破壊の安倍政権には、この際、お引き取りいただこう」と訴えました。(しんぶん赤旗7月9日号)

祖母の反戦の教え胸に 埼玉選挙区候補 伊藤 岳さん

私の政治家としての原点は、戦争だけはダメだという祖母の教えです。海軍特攻隊の基地があった大分県宇佐市で育った祖母は、若者たちが飛び立つときに、上空で飛行機を3度旋回させて別れの合図を送っていった姿を何人も見送りました。

私はこの国を再び戦争する国には絶対にさせません。憲法改悪も許さない。自民党の改憲プログラムは、緊急事態条項の創設や基本的人権の削除、国防軍など、要するにわれわれの目と耳と口をふさぎ、いよいよ戦争への道にまっしぐらの内容を含んでいます。

自民党は強硬姿勢が大事だ、抑止力だと言って戦争法を強行採決させました。しかしどうでしょう、北朝鮮からのミサイル発射はまったく止まりません。強行的手段の一辺倒でもめごとを解決することはできない。

北東アジアの国々と友好協定を結び、もめごとを紛争に発展させない。そんな外交に力を尽くすことこそが重要です。

あなたの声が政治を変える。今度の選挙はチャンスです。市民のみなさんが野党共闘を大きく実らせ、参院1人区すべてで野党統一候補を擁立しました。野党共闘に力を尽くしてきた日本共産党を押し上げて、野党の連合政府樹立などさらなる共闘を発展させようではありませんか。

戦争法を廃止し、日本国民を誰ひとり殺させない。立憲主義と民主主義を取り戻す。憲法9条に基づく平和外交をすすめる。みなさんと野党が力をあわせて、自民党と公明党に立ち向かおうではありませんか。(6月27日、川口駅前の街頭演説)

(2016年7月5日付「しんぶん赤旗」より)

 市民と心ひとつにして

20160703032422

小池書記局長の訴えを聞く人たち=3日、埼玉県朝霞市

小池・おくだ・小林(茨城)伊藤(埼玉)氏

日本共産党の小池晃書記局長は3日、茨城と埼玉両県で街頭演説し、党派を超えたたたかいの広がりで大激戦となっている茨城選挙区(改選数2)の小林きょう子、埼玉選挙区(同3)の伊藤岳の両候補を勝利させ、比例代表選挙で日本共産党を大躍進させようと訴えました。

(茨城部分カット)

埼玉県の北朝霞駅前(朝霞市)では、この日告示された新座市長選挙の朝賀英義候補があいさつし、シールズの諏訪原健さんが「憲法が守られない政治のあり方を変えるため、伊藤さんを国会に押し上げよう」と呼びかけました。上尾駅前では、女性たんぽぽ後援会の和田真理子さんがマイクを握りました。

伊藤候補は「あなたが政治を変える。この選挙がチャンスです。暴走の限りを尽くしてきた自民、公明に立ち向かおう」と呼びかけました。

小池氏は、海外で無条件の武力行使を可能にしようとしている「自民党改憲案」を痛烈に批判。日本人7人が犠牲になったバングラデシュのテロ事件を糾弾した上で、「『集団的自衛権の行使』で軍事行動に打って出るようなことをすれば、海外で暮らす日本人をますます危険にさらすことになってしまう。自衛隊員を海外の戦争に送り、日本人の命がどんどん奪われる国にしてはいけません」と語り、憲法守れの願いを日本共産党に託してほしいと強調しました。(2016年7月4日付「しんぶん赤旗」より)