参院選の勝利必ず/いわぶち氏が埼玉初演説

日本共産党の、いわぶち友参院議員・比例候補は活動地域に北関東が加わったことを受けて12月1日、埼玉県で梅村さえこ参院埼玉選挙区候補らとともに初めての街頭演説に立ち、「参院選では比例で共産党を大きく広げ、何としても全国で五つの議席を勝ち取らせてください」と訴えました。

さいたま市のJR浦和駅西口には多くの人が集まり、足を止める人や手を振り声援を送る人もいました。

いわぶち氏は、福島県出身の国会議員として、原発ゼロをめざし奮闘してきたと紹介。「北関東のみなさんとも、一緒に2期目に挑戦することになった。石炭火力も原発もなくし、本気で気候危機を打開する政府実現へ、参院選で大きな一歩を踏み出そう」と訴えました。

梅村氏は、ケア労働者への賃上げが前進したものの、不十分であり、抜本的な賃上げが必要だと強調。「いわぶちさんとの女性コンビで頑張り、埼玉からジェンダー平等を求める声を国会に届けよう」と呼びかけました。

塩川鉄也衆院議員と伊藤岳参院議員も、参院選での共産党の躍進を訴えました。

訴えを聞いた看護師の女性(60)=さいたま市=は「政府の出した看護師への給与増は少ない。共産党に医師、看護師不足を打開してほしい」と話しました。

左から伊藤岳参院議員、塩川鉄也衆院議員、いわぶち友参院議員、梅村さえこ元衆院議員

参院選埼玉選挙区/梅村さえこ氏擁立/記者会見

2022年夏の参院選埼玉選挙区(改選数4)への立候補を表明した日本共産党の梅村さえこ氏は15日、記者会見で「2年前の伊藤岳参院議員に続き、『なにより、いのち。ぶれずに、つらぬく』共産党の議席を何としても勝ち取りたい」と決意を語りました。

梅村氏は、総選挙の比例北関東ブロックでは議席に届かなかったものの、掲げた公約実現のために、「参院選で安倍・菅政治を引き継ぐ岸田政権を支える勢力を少数に追い込み、政治を変えることが必要」との思いから立候補を決意したと表明。改憲阻止や消費税減税、インボイス制度中止などの政策を語り「埼玉選挙区には女性の参院議員が1人もいない。ジェンダー平等へ埼玉から女性の国会議員を増やしたい」と訴えました。

同席した伊藤参院議員は、「国会で、市民と野党の共闘の立場で憲法を守り生かし、暮らしを守る勢力をもっと増やさなければ。私も梅村さんを当選させるため、一心同体で頑張りたい」と述べました。

迫る埼玉・飯能市議選、市民の命・暮らし守る3議席を

埼玉県飯能市議選(定数19)は18日告示(25日投票)されます。日本共産党は、金子としえ(65)、新井たくみ(65)、滝沢おさむ(65)=いずれも現=の3予定候補の勝利で、現有議席の確保をめざします。

大久保勝市長は、市民が集めた1万3500人の反対署名を無視し、天然林の里山である阿須山中へのメガソーラー建設計画を推進。名栗地域には豪華キャンプ場を計画するなど、大規模開発を優先する一方で、敬老祝い金や市民プールを廃止し、介護保険料を引き上げてきました。

これらの福祉・市民サービス切り捨てや大規模開発に、共産党以外の自民系、公明党、日本維新の会の議員は賛成。今年の3月議会では、市職員のコロナワクチン接種準備を理由に議長提案で一般質問を中止し、議員の発言権を奪いました。

共産党市議団は毎議会で一般質問し、保育所の増設や定員増、乗合ワゴンの運行などを実現。9回のコロナ対策の申し入れで、水道基本料金の2カ月免除や、減収した小規模事業者への2回の10万円給付などを実現してきました。

3候補は、29億円の財政調整基金など財源も示してコロナ対策の拡充や国民健康保険税・介護保険料の引き下げ、小中学校・保育所の給食費無料化などを公約しています。

市議選には、共産3、公明3、維新1など23人程度の立候補が見込まれています。

埼玉・富士見/4人全員勝利を必ず/梅村氏迎え宣伝

埼玉県富士見市の日本共産党は2月27日、3月21日告示(28日投票)の市議選(定数21)勝利をめざし、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補を迎えて街頭演説を行いました。

現有3議席からの1増をめざす、川畑かつひろ、寺田りょう、小川たくみ=以上現=、木村くにのり=新=の4予定候補が、国民健康保険税や介護保険料を引き上げ、保育所や放課後児童クラブの増設をしない現市政を批判。市民の負担軽減や保育所・放課後児童クラブの待機児童解消、災害対策の強化、東武東上線西側地域への循環バス運行などの政策を語り「何としても4人全員当選を」と訴えました。

梅村氏は、コロナ禍の今こそ力をあわせて政治を変えることが必要だと強調。検査拡充や医療機関・中小業者への支援など「住民の声を届けるために、市議選で共産党を伸ばそう」と呼びかけました。

放課後児童クラブ保護者や大学講師の市民がマイクを握り、「子育て世代、地域の人の声に耳を傾け、市民の声を届けてくれる」「弱い者の立場に立って活動してきたのが共産党」と期待を寄せました。

さいたま市/住民寄り添う市政に/前島市長予定候補が訴え

5月のさいたま市長選に挑む、日本共産党も加わる「みんなのさいたま市をつくる会」の前島英男予定候補=新=は2月24日、JR浦和駅西口で宣伝し、決意を語りました。

前島氏は、小学校教員として37年間働いてきたことを語りました。保護者から批判もあった市立学校の児童・生徒約10万人の医療従事者への拍手など、市のトップダウンの教育行政を批判。「今求められているのは、市民に寄り添うあたたかい政治です。一人の市民も取り残さないために、市長選で頑張ります」と訴えました。

埼玉県労働組合連合会(埼労連)の新島善弘議長が応援のマイクを握り、前島氏が埼労連の副議長として、労働者の立場で奮闘してきたことを紹介。「市民の声を市政に反映させるのに、最も適した人です。何としても前島さんを市長に」と呼びかけました。

訴えに足を止める人や、手を振り声援を送る人もいました。