●昭恵夫人らの証人喚問を 徹底追及へ小池書記局長が訴え 浦和駅東口

(右から)梅村さえこ衆院議員、とばめぐみ衆院埼玉1区候補とともに訴える小池晃書記局長=1日、さいたま市、浦和駅東口

学校法人「森友学園」への国有地格安払い下げなど安倍政権に対する怒りが沸騰するなか、日本共産党埼玉県委員会は1日、小池晃書記局長を迎えた緊急街頭演説を浦和駅東口(さいたま市)で行いました。真冬のようし寒気で、駅前には大きく膨れ上がった人垣。「幕引きを許さず、徹底追及をとの小池氏の訴えに声援と拍手が飛び交いました。
小池氏は、国有地売却問題での安倍晋三首相夫人・昭恵氏の関与疑惑が、森友学園の籠池泰典氏の証人喚問や資料などを通じて深まってきたと報告。籠池氏の要望で夫人付政府職員が財務省に問い合わせ、ファクスで回答したのは「個人」の行動だと政府が責任転嫁かし、要望にも「ゼロ回答」だと説明しているのに対し、「国有地払い下げが決定するなど『ゼロ回答』どころか満額回答だ」と指摘しました。
昭恵氏が8億円の値引き前に、籠池氏の要望を職員に伝え、問いれ合わせをさせたなら、「土地取引への明らか関与ではないか」と小池氏。安倍首相が自身や昭恵氏の関与があれば「総理大臣をやめる」と断言するほどの大問題で、「昭恵氏らの証人喚問、徹底追及が必要だ」と訴えました。
さらに教育勅語」の暗唱など異様な森友学園の「教育」に関し、勅語の復活を狙うのが安倍政権だと指摘。同学園を持ち上げてきた首相夫妻の道義的責任は明らかで「土地取引に関与していたなら総理を辞職するべきだ」と批判しました。
また小池氏は、「共謀罪」法案について、「盗聴や密告でモノ言えぬ監視社会をつくるものだ」と告発しました。
小池氏は「暴走だけでなく迷走が始まっている。国政の私物化、情報隠ぺいの政治だ。野党と市民の共闘で安倍政権を打倒しよう」と力を込めました。
梅村さえこ衆院議員、とばめぐみ衆院埼玉1区候補がともに訴え、「個人の尊厳を守る新しい政治をつくろう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」4月2日付より)

●市民の税金 市民のために 前島候補が駆ける さいたま市長選

市民と握手する前島候補=30日、さいたま市北区

さいたま市長選(5月7日告示、21日投票)での勝利をめざず、「みんなのさいたま市をつくる金」の前島ひでお市長候補は30日、地元の同市北区を回り、スーパーや団地、駅前で政策を語り「『あったかシティさいたま』実現のために限張ります」と訴えました。

宣伝カーで市内を回ると、通行人から「頑張ってよ」と声がかかり、手を振り声援を送る人もいました。

前島候補は、清水勇人市長が国際芸術祭「さいたまトリエンデナーレ」などのビッグイベントやJR大宮駅周辺の大型開発に多額の税金を投入していることを批判し「市民の暮らしのためにお金を使うべきだ」と強調。教員を37年務めた経験から「子育てと教育の充実に力を尽くしたい」と表明し、学校給食費の無料化や認可保育所・学童保育所の増設などを話しました。

演説に「そうだ」と声援を送っていた男性(69)は「清水市長は開発やイベントにばかりお金を使うし、税金の使い方がおかしい。待機児童が増えているから、そういうところにお金を使うべきだと思う。前島さんの政策は全部いい」と述べました。

(「しんぶん赤旗」3月31日付より)

●育児も老後も安心へ 飯能市議選 梅村衆院議員「4候補勝利を」訴え 4月16日告示

声援に応える(左から)梅村、新井、山田、金子、滝沢、神田の各氏=26日、飯能市

埼玉県飯能市の日本共産党と後援会は26日、4月16日告示(23日投票)の市議選(定数19)の勝利をめざし、梅村さえこ衆院議員を迎えて演説会を開きました。

金子としえ(61)、新井たくみ(61)、山田とし子(69)、滝沢おさむ(61)の現職4候補が決意表明しました。

4候補、この間、米海兵隊と陸土自衛隊の日米共同演習により、飯能市上空で米軍MV22オスプレイが何度も目撃されたことに触れ「戦争法の具体化が飯能の上空に表れている。安倍政権に、飯能からノーの審判を下そう」と強調しました。

市政では、前回市議選で公約した中学卒業までの医療費無料化が実現したことを報告し、「財政が破綻するなどと主張して反対してきた保守系議員、公明党を批判。保育所の待機児童解消、小型循環バスの運行やデマンド交通の実施などの政策を掲げ、「子育て中も老後も安心の『福祉のまちづくり』へ全力で頑張ります」と訴えました。

梅村氏は、「森友学園」や南スーダンPKO(国連平和維持活動)に参加する陸上自衛隊の「日報」問題などで、安倍政権が行き詰まるもとで行われる市議選だと指摘し「市民と野党の共闘で新しい政治を切り開くためにも、4人全員の当選を」と呼びかけまし。

神田三春衆院埼玉9区候補も駆けつけました。

(「しんぶん赤旗」3月29日付より)

●富士見市議選 川畑、寺田、小川の3氏当選

26日投開票された埼玉県富士見市議選(定数21、立候補28人)で日本共産党は、川畑勝弘(46)、寺田玲(44)、小川匠(32)の現職3氏が当選しましたが、新人の木村邦憲氏(47) が次点で及ばず、現有4議席の確保はなりませんでした。

4氏は、市民の暮らしを守る市政の実現へ、国民健康保険税の引き下げ、18歳までの医療費無料化、総合体育館の利用料値上げ中止などを掲げてたたかいました。

共産党の合計得票は4083票(前回4398票)で、得票率は12・19%(同12・56%)でした。

寺田玲(現)=当選    1174票 12位
川畑勝弘(現)=当選 1163票 13位
小川匠(現)=当選      973票 17位
木村邦憲(新)=次点   774票 22位

(「しんぶん赤旗」3月28日付より)

●国保税引き下げこそ 富士見市議選4候補が全力 26日投票

埼玉県富士見市議選(定数21、立候補28人) は26曰、大激戦のまま投票日を迎えます。日本共産党は、川畑かつひろ(46)、寺田りょう(44)、小川たくみ(32)=以上現=、木村くにのり(47)=新=の4候補の金員当選へ、全力をあげています。

4候補は、26億円もの財政調整基金の活用など財源も示して、国民健康保険税の引き下げ、18歳までの医療費無料化、市民総合体育館利用料の値上げ中止などの政策を訴えています。

4候補の「安倍政権ノーの審判を富士見から」「暮らしを守る願いを共産党に」との訴えに期待と共感が寄せられ、市民から「うそばかりの安倍政権は許せない。共産党が先頭に立たないと政治は変わらない」「国保税が本当に高い。引き下げる政策をやってほしい」などの声が寄せられています。公明党支持者からも「今度は共新産党に入れる」との反応がありました。

一方で、市議会各会派が議席増を狙い、維新も議席確保をめざすなかで、1票を争う大激戦・大接戦となっています。党選対は「折り入って作戦」で担い手を広げ、「全有権者規模での宣伝と対話・支持拡大を」と呼びかけています。

(「しんぶん赤旗」3月25日付より)