【小鹿野町】給食費が完全無料化 全小中学生が対象

埼玉県小鹿野町で、4月から学校給食費の完全無料化が実施しました。これまでの制度は第2子からでしたが、第1子から無料となります。

第1子の無料化にかかる予算は約2300万円で、町内全ての942人の小中学生が無料化の対象になります。

県教育委員会によると、これまですべての小中学生を対象に無料制度を実施していたのは県内では滑川町のみで、小鹿野町が2番目です。

日本共産党は、保護者からの強い要望を受け、一貫して給食費の完全無料化を求めてきました。出浦正夫町議は「憲法では義務教育の無償を決めており、無料化実現でその理念に近づきました。子育てしやすい町の実現へ、大きな一歩です」と話しています。

(しんぶん赤旗2015年4月30日付より)

戦争ダメ 平和一番/さいたま 女性のレッドアクション

赤い衣服を身につけ「戦争する国ノー」と訴えた女性たち=2015年4月28日、さいたま市

赤い衣服を身につけ「戦争する国ノー」と訴えた女性たち=2015年4月28日、さいたま市

安倍政権が狙う「戦争する国づくり」にノーの声を突きつけようと、さいたま市で28日、「戦争ゆるさない女性のレッドアクション」が行われ、700人が県庁前からJR浦和駅前までパレードしました。

県内の市民団体の代表や有識者など、幅広い42人の女性が呼びかけた取り組みで、910人の賛同者が名を連ねています。

赤いシャツやスカーフなどを見につけ、赤い風船、プラカードを持った女性がパレードコースを埋め尽くし、「戦争ダメ、ダメ、平和が一番」「憲法9条守りましょう」「集団的自衛権は認めません」などと唱和しながら歩き、市民の目を集めました。

3人の男児の母(40)=さいたま市=は「子どもたちが戦争に行くことになったらいやだなと思って参加しました。今は禁止されている武力攻撃がどこまで緩められるのか。攻撃がオーケーになったら怖い」と話しました。

呼びかけ人の一人、秋山淳子さん(埼玉9条連)は「これだけの女性が集まったのは安倍首相のやっていることにノーと言いたい人が多くいることの表れです。この取り組みを生かし、5月31日の『オール埼玉総行動』にもつなげていきたい」と話しました。

日本共産党県議団、おくだ智子参院比例候補も参加しました。

(しんぶん赤旗2015年4月29日付より)

いっせい地方選 区市町村 8都県で33議席増

26日投票のいっせい地方選後半戦の区市町村議選で日本共産党は、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨の8都県の148自治体に立候補し、136自治体で全員当選するなど、前回比で33議席増の410人が当選し、10自治体で議席空白を克服しました。

 

改選時比12議席増に 埼玉

埼玉県では、20市12町に78人が立候補して無投票当選を含む75人が当選し、改選時比12(前回比10)議席増の躍進を勝ち取りました。

17市12町で全員当選。鴻巣市(定数26)で党候補が1位と2位で当選して議席空白を克服したのをはじめ、幸手市(定数15)、羽生市(定数14)、長瀞町(定数10)、横瀬町(定数12)、神川町(定数14)で空白を克服しました。ふじみ野市(定数21)、深谷市(定数24、2減)、寄居町(定数16)など4市2町で議席を増やしました。

川越市(定数36)、日高市(定数16、2減)、伊奈町(定数16)では共産党候補がトップ当選しました。

一方、4人当選をめざした越谷市(定数32)は1議席増の3人の当選にとどまり、新人1人が惜敗。議席増をめざした川口市(定数42、3減)と所沢市(定数33、3減)では現有議席の確保にとどまりました。

(しんぶん赤旗2015年4月29日付より)

埼玉 12町18氏立候補 伊奈・寄居議席増必ず

埼玉県で日本共産党は、伊奈町(定数16、立候補19人、うち共産党3人)、三芳町(定数15、立候補17人、うち共産党3人)、寄居町(定数16、立候補20人、うち共産党2人)など12町で18人が立候補しました。このうち吉見町、鳩山町、神川町、横瀬町で無投票になり、5人が当選しました。

多くが2~3人はみ出しの少数激戦で、共産、公明、保守系無所属による接戦です。公明党が「不安ばかりあおる政党がいる」と共産党攻撃の演説をするなどせめぎ合いになっています。

現有2から3議席をめざす伊奈町議選は、大沢じゅん、水上くにお=以上現=、五味まさみ=新=の3氏が立候補しました。

五味候補は、おくだ智子参院比例候補の応援を受けて第一声。町民の要求実現に粘り強く取り組んできた共産党町議団の値打ちを語り、学校トイレの改善や地域鉄道ニューシャトルの運賃値下げなど、町民の願いを実現するため共産党を大きくしてほしいと訴えました。

4人はみ出しの寄居町議選は、たもがみ節子=現=、大沢ひろし=新=両候補が現有1から2議席に挑戦します。

大沢候補は、第一声で「戦争する国づくり」を進める安倍暴走政治に断固反対すると強調。町議会で共産党が2議席になれば、議案提案権を獲得できると述べ「みなさんの切実な願いをまっすぐに届け実現するために全力を尽くします」と訴えました。伊藤岳参院埼玉選挙区候補が応援に駆けつけました。

(しんぶん赤旗2015年4月22日付より)

【ふじみ野市】基金活用で福祉守る 1議席増を

埼玉県ふじみ野市議選(定数21)で、日本共産党は、つかこし洋一、新井光男、足立しづ子、伊藤はつみ=以上現=、床井よしのり=新=の5候補の全員当選で、現有4から1議席増へ全力をあげています。

選挙戦は共産党のほかに、自民推薦1、民主1、公明4、無所属12の計23人が立候補し、2人はみ出しの少数激戦です。

5候補は、高畑博市政と共産党以外の「オール与党」が市民の声を無視して公立保育所の廃止や国民健康保険税の引き上げなどを強行し、福祉を切り捨ててきたことを批判。ため込んだ86億円もの基金などを活用し「暮らしや福祉を守る市政へ前進させましょう」と訴えています。

(しんぶん赤旗2015年4月21日付より)