【越谷市】過労死なくそう 成果と課題交流/越谷でつどい

昨年11月に施行された「過労死等防止対策推進法」を実効あるものにする世論を大きくしようと埼玉県越谷市で20日、「過労死をなくそう!埼玉・越谷のつどい」が開かれ、83人が参加しました。

埼玉労働局労働基準部監督課の友住弘一郎課長が、過重労働の実態把握や監督・指導に取り組み、「残業なし、休日取得が当たり前の『働き方改革』をめざす」と語りました。

尾林芳匡弁護士(八王子合同法律事務所)が講演しました。1990年代前半まで労災申請しても、まったく認められない時期が続いていたものの、90年代終わりから過労自殺の認定基準や直前の6カ月の蓄積疲労の基準などが示されるようになり、多くの労災が認められるようになったと過労死救済の歴史を紹介。

「その時々にあきらめていたら変えることはできなかった。一歩一歩認定を広げてきた苦闘のうえに防止法があります」と語りました。

「東京過労死を考える家族の会」の中原のり子代表は、国会要請や市町村議会の意見書提出の働きかけなどの防止法制定までの取り組みを紹介。防止法に逆行する「残業代ゼロ」など、安倍政権が狙う労働法制改悪について「つぶさなくてはなりません」と訴えました。(赤旗2015年2月25日付より)

目立つ初参加者 各地で党演説会/川口市 さいたま市 大門・梅村・塩川氏

埼玉県内では21日に川口市で大門実紀史参院議員、さいたま市西区、大宮区では梅村さえこ衆院議員を迎え、同市見沼区では22日、塩川鉄也衆院議員を迎え、演説会を開きました。

声援を受ける、大門、村岡の両氏と市議候補=2015年2月21日、川口市

声援を受ける、大門、村岡の両氏と市議候補=2015年2月21日、川口市

川口市では、県議選南2区(川口市、定数7)の村岡まさつぐ候補=現=が、現県政による重度心身障害者医療費助成制度への年齢制限導入などの社会保障切り捨てや、自民党などによる教育現場への政治的介入を批判。県内の竜巻被害や大雪被害で各地を視察して現場の声を聞き、県独自の被災者安心支援制度や大雪で被害を受けた農家への国と県の補助が実現したと強調し、「いっせい地方選は安倍政権の暴走政治に審判を下す選挙です。生きることを支える政治の実現へ、先頭に立って頑張りぬきます」と訴えました。

市議候補の板橋ひろみ、松本さちえ、今井はつえ、矢野ゆき子、金子ゆきひろ=以上現=、井上薫、平川みちや=以上新=の7氏が決意表明。平川氏は会社員時代に派遣労働者などの過酷な働き方を見てきた経験を語り、「若い人を使い捨てにする社会は許さない」と述べ、井上氏は「憲法9条を守り、平和と豊かな暮らしをつくるために何としても勝利します」と訴えました。

産婦人科医師の芳賀厚子さんが「誰もが安心して暮らし、子どもたちが格差を感じることなく成長できる社会にしてほしい」と共産党への期待を寄せました。

 

声援をうける(左から)青柳、塩川、戸島、とばの各氏=2015年2月22日、さいたま市見沼区

声援をうける(左から)青柳、塩川、戸島、とばの各氏=2015年2月22日、さいたま市見沼区

声援に応える山本市議候補(左)と梅村衆院議員(右)=2015年2月21日、さいたま市大宮区

声援に応える山本市議候補(左)と梅村衆院議員(右)=2015年2月21日、さいたま市大宮区

さいたま市では、県議選南6区(見沼区、定数2)の青柳しんじ県議候補と、大塚たけひで=西区・新=、山本ゆう子=大宮区・新=、戸島よし子=見沼区・現=、とばめぐみ=同・新=の4市議候補が訴えました。(赤旗2015年2月24日付より)

賃金闘争 社会的大義持つ/埼玉・春闘デモ

デモ行進する参加者=2015年2月20日、さいたま市

デモ行進する参加者=2015年2月20日、さいたま市

埼玉県の国民春闘共闘会議と県労働組合連合会、県民要求実現大運動実行委員会は20日、春闘地域総行動の一環として、さいたま市の県庁前でデモを行い、賃上げや社会保障の充実などを訴えました。約150人が参加しました。

デモに先立ち、柴田泰彦埼労連議長は、低賃金がデフレの原因になっていると述べ「賃金闘争は暮らしを守ることだけでなく、経済をきちんと再生させる社会的大儀を持っている」と強調。安倍政権による社会保障改悪にも怒りの声を上げようと呼びかけました。

参加者は「大幅賃上げで地域経済の活性化を」「正規雇用を増やせ」などと唱和し、JR浦和駅前まで行進しました。

県内では20日を中心に62カ所で春闘集会が開かれます。(赤旗2015年2月21日付より)

地方選躍進へ 各地で共産党演説会/川口市 大門参院議員

声援を受ける、大門、村岡の両氏と市議候補=2015年2月21日、川口市

声援を受ける、大門、村岡の両氏と市議候補=2015年2月21日、川口市

日本共産党埼玉県南部地区委員会は21日、川口市で、4月の県議選と市議選で何としても勝利しようと演説会を開きました。

大門実紀史参院議員が駆けつけ、安倍政権が社会保障改悪や集団的自衛権行使容認に向けた法案提出を進めようとする中で、いっせい地方選が行われると述べ、「国民の運動で安倍内閣を追い込むとともに、怒りを結集して何としても共産党全員を当選させてほしい」と呼びかけました。

県議選南2区(川口市、定数7)の村岡まさつぐ県議候補=現=と7人の市議候補が決意表明すると、会場からは「頑張れ」の声と拍手が起こりました。

村岡氏は「生きることを支える政治を実現するために安倍暴走政治に審判を下し、県議選・市議選の勝利へ頑張り抜きます」と訴えました。

市内・県内で原発ゼロの運動に取り組んできた稲毛成育さんが応援演説し、「原発反対の請願を市議会に出したときに共産党だけが紹介議員となり、採択のためにたたかってくれて感激した。市民目線の議員がいる共産党に躍進してほしい」と語りました。(赤旗2015年2月23日付より)

暮らしの願い届ける/埼玉県議選 追加発表 党3候補が決意

4月3日告示・12日投票の埼玉県議選に立候補を表明した、南21区(朝霞市、定数2)の石川けい子(52)、南22区(和光市、定数1)の川上とよ子(65)、西5区(ふじみ野市・三芳町、定数2)の前原かづえ(65)の3氏=いずれも新=は18日の記者会見で決意を語りました。

決意を語る(右から)前原、石川、川上の3氏=2015年2月18日、新座市役所記者クラブ

決意を語る(右から)前原、石川、川上の3氏=2015年2月18日、新座市役所記者クラブ

石川氏は、県の子ども医療費無料化制度が近隣都県に比べて遅れていることや、県議会の自民党などによる教育への介入の問題を指摘。「共産党への期待に応え、当選して頑張りたい」と述べました。

川上氏は、安倍政権による暮らし破壊の政治や「戦争する国づくり」の狙いをストップさせると強調。また「県議会に女性議員が少なすぎる。女性の目線で県政を変えたい」と訴えました。

前原氏は、ふじみ野市に共産党県議がいた時に踏切の拡幅など要求実現の大きな力になったと述べ、「介護や医療、子育ての願いを県政に届ける」と話しました。

日本共産党の県議候補は総定数93に対し、16人(現職2、新人14)になりました。(赤旗2015年2月20日付より)