保健所弱化浮き彫り 衆院予算委塩川氏質問

衆院予算委の参考人質疑で、塩川氏は、コロナ危機のなかで医療機関の経営がひっ迫しているとして、財政的に支援する必要性について質問。尾身氏は「医療機関は懸命の努力をしてベッドを確保している。医療経営的に大変困難な状況にあることは間違いないので、国から財政的支援をお願いしたい」と答えました。

また、塩川氏は、保健所数が大幅に減少したとして「保健所活動の科学的根拠を支える診断・検査機能が大きく劣化してきたのではないか」と質問しました。尾身氏は「保健所が大規模な検査をすることを前提にした仕組みになっておらず、人員も削減されてきた」と述べ、新しい感染症の流行に対応する検査体制がとられていなかったと指摘。「感染が収束した時に、これからどうするか、しっかりと議論すべきだ」とのべました。

さらに、塩川氏は地方衛生研究所の体制強化について質問。脇田氏は「地方衛生研究所では、感染症だけでなくさまざまな業務を担っており、配置転換も頻繁で、検査対応は大変だ。感染症の流行に対しては、地方衛生研究所の検査ネットワークが非常に重要なので、強化していく必要がある」と答えました。

若者支援拡充へ力合わせ 民青と塩川・伊藤議員ら懇談

日本民主青年同盟埼玉県委員会(佐藤一馬委員長)は10日、日本共産党の塩川てつや衆院議員、伊藤岳参院議員、梅村さえこ衆院北関東比例予定候補に、新型コロナウイルスで青年に広がる不安と困難に対する支援策の拡充と継続を求める要請書を手渡し、懇談しました。

佐藤委員長らは、新型コロナでアルバイト先が休業となって収入がなくなり、生活に困っている大学生や、繰り返される休校延長に混乱する高校生の声を紹介し「感染拡大防止や一人ひとりの不安や困難の解消のために力をあわせ、国も『自粛と補償を一体で』の立場でやってほしい」と話しました。

塩川氏は、野党として学費の半減など、学生支援の法案の提出を準備していると報告し「現場のみなさんの暮らしの実態に即した法案で、政府を動かすために頑張りたい」と述べました。

伊藤氏は「みなさんの声が、国や自治体を動かします。どんどん声を寄せてほしい」と話し、梅村氏は「今の政府には子どもや学生、青年の声を聞き、政治に生かしていく姿勢が足りない。個人の尊厳が大切にされる社会の実現へ、頑張ります」と語りました。

街頭演説のお知らせ

本日(7月22日)、17:30より大宮駅東口で参議院選挙の結果報告街頭演説を行います。弁士は塩川てつや衆議院議員、参議院選挙をたたかった伊藤岳(埼玉選挙区)、梅村さえこ前衆議院議員(比例)、小久保たけし(比例)です。