●市民守るさいたま市へ 市長選 前島氏が決意

記者会見で決意を述べる前島英男氏

さいたま市長選(5月7日告示、21日投票)への立候補を表明した、「みんなのさいたま市をつくる会」の前島英男氏(63)=無所属新=は26日の記者会見で、高齢者福祉や子育て支援を充実し、「『あったかシティさいたま』を実現します」と決意を述べました。

前島氏は現市政について、税などの滞納者への強権的な徴収が行われたり、憲法9条について詠んだ俳句を公民館報に掲載することを拒否したりと、「冷たい市政だ」と批判。「市が国の悪政から市民を守る防波堤となり、個人の尊厳や平和を守っていくべきだ」と述べました。 全国で野党共闘が発展していることに触れ、「新たな政治の動きが起こっていなかで、市政を変える先頭に立って頑張りたい」と語りました。

政策として、保育の質を重視した待機児童解消、学校給食費の無料化、公契約条例・中小企業振興条例の制定、呼び込み型の大規模イベントを見直し、市民が主人公の文化・スポーツの創造、高齢者福祉の充実などを掲げました。

(「しんぶん赤旗」1月27日付より)

●埼玉・戸田市議選4候補が第一声 税金を市民のために

22日告示(29日投票)された埼玉県戸田市議選で、日本共産党の花井伸子(61)、本田哲(44)=以上現=、つちやえみこ(65)、むとう葉子(42)=以上新=の4候補は、塩川鉄也、梅村さえこ両衆院議員の応援を受けて第一声をあげました。

市議選は定数26に対し、共産党4人、公明党5人、自民・保守系など無所属22人の計31人が立候補。自民・保守系の新人が多数立候補するなど激戦です。

共産党4候補は、消費税増税や年金削減などの安倍自公政権の悪政に反対し、介護保険料、保育料引き上げなど負担増を強いる市政に対して市民の立場で発言・行動する市議が必要だと強調。「県内一の豊かな財政力を暮らしに生かします」と語り、介護保険料や国民健康保険税の引き下げ、認可保育園の増設、高校卒業までの医療費無料化などの公約を掲げました。

塩川氏は「市長の提案になんでも賛成の議員には市民の願いは託せません。4人の共産党市議団を実現し、市民要求実現のために税金を使う市政に変えよう」と訴えました。

梅村氏は、市民と野党が共闘して安倍暴走政治にストップをかける新しいうねりがわき起こっているとして「共産党の勝利で、市民と野党の共闘を前に進め、悪政にストップを」と語りました。

自民・保守系や公明党候補の第一声には、多数の国会議員が応援に入り、気勢を上げましたが、負担増を推進してきたことには口をつぐみました。

(「しんぶん赤旗」1月24日付より)

●22日投開票 川越市長選、市議補選の結果について

市長選 本山氏及ばず

22日投開票された埼玉県川越市長選(立候補3人)で、日本共産党も加わる「市民本位の民主市政をめざす会」(民主市政の会)の本山修一氏(68)=無所属新=は1万1726票(得票率13・88%を得ましたが、及びませんでした。

選挙結果を受けて、本山氏は「『民主市政の会』でつくった政策を、これからの運動に生かしていきたい」と述べました。

市議補選 守屋氏が健闘

22日投開票された埼玉県川越市議補選(定数1、立候補3人)で、日本共産党の守屋裕子氏(67)=元=は2万5718票(得票率32・42%)を得て健闘しましたが、次点で及びませんでした。当選した自民系新人候補に2193票差まで迫る大健闘でした。

29・67%と低い投票率のなか、守屋氏の得票は、2015年4月の市議選(定数36、5議席)の1・9倍、昨年の参院選で共産党が得た比例票の1・2倍でした。

市社会保障推進会議の事務局長を務める守屋氏は、社会保障の充実に全力をあげると訴えました。

選挙結果を受けて、守屋氏は「きれまであまり反応が良くなかった高齢の男性からも声援を受けるなど、『社会保障を充実する』との訴えが響いていると感じた。今後も社保協の運動などを通じて介護保険料や国民健康保険税の引き下げを求めていきたい」と述べました。

(「しんぶん赤旗」1月24日付より)

●戸田市議選22日告示 熱い期待 共産党勝利へフル回転 

子育てや介護の要求実現を訴える、むとう氏(中央)。左は望月市議=17日、埼玉県戸田市

「暮らしの願いを共産党へ」と訴える、つちや氏(中央)=17日、埼玉県戸田市

豊かな財政を暮らしに

22日告示(29日投票)の埼玉県戸田市議選(定数26)が目前に迫る中、日本共産党の花井伸子、本田哲=以上現=、つちやえみこ、むとう葉子=以上新=の4候補は連日、街頭に立ち、「県内一の豊かな財政力を市民の暮らしに生かします」と訴えています。

県議選に挑戦した岡嵜郁子前市議の後を継ぐ、つちや氏は17日、岡嵜氏とともに宣伝カーで駆けめぐりました。「市民には、介護保険料を引き上げ、敬老祝い金を削る一方、議員は税金を使って海外派遣。こんな市政を許すことはできません。暮らしを守ってという願いを共産党に託してください」と訴えました。

「駐輪場の値上げはひどい」と市民が駆け寄り、つちや氏に期待を寄せました。

勇退する望月久晴市議の議席を守ろうと奮闘するのが、むとう氏。同日、望月市議と一緒に自転車で宣伝しました。

むとう氏は「子育てや教育、高齢者への支援は、働く世代への応援にもつながります。誰もが大切にされる戸田市政をめざします」と語り、認可保育所の増設や介護保険料の引き下げなどの政策を訴えました。

川岸地域で演説を聞いていた80代の男性は「国は物価が上がっているのに年金を下げ、弱い者いじめではないか。介護保険など負担が重い。共産党が元気になれば政治は変わってくると思う」と話しました。

(「しんぶん赤旗」1月18日付より)

 

●川越市議補選 もりや氏「福祉充実」訴え 22日投票

もりやひろ子候補

市長選と同時に15日告示(22日投票)された埼玉県川越市議補選(定数1)で第一声をあげた日本共産党の、もりやひろ子候補(67)=元=は「市民の暮らしを守る市政に転換します」と訴えました。

市議選は、もりや氏のほかに無所属の新人2氏が立候補し、3人の争いです。

もりや氏は、国政では年金カット法が強行される下、川越市政でも介護保険料や下水道料金などが次々と引き上げられ、市民への負担増・福祉切り捨てが進められていることを批判し「市が国の悪政の防波堤となることが求められている」と強調。市社会保障推進協議会の事務局長として苦しい生活を強いられている市民の声を聞いてきたことを語り、子ども医療費無料制度の高校卒業までの拡大や介護保険料の引き下げなどの実現で「社会保障の充実へ全力をあげます」と訴えました。

川口知子市議団長は「市議・県議を経験し、抜群の実行力をもつ、もりやさんを押し上げて弱いものいじめの市政を転換し、共産党を5から6議席に増やして市議会第2会派に躍進させてください」と呼びかけました。

(「しんぶん赤旗」1月17日付より)