皆さんの声県政に/定数2で自民現職破る 前原氏決意 埼玉県西5区

当選を報告する前原氏(左)=2015年4月13日付より、ふじみ野市

当選を報告する前原氏(左)=2015年4月13日付より、ふじみ野市

12日投開票された埼玉県議選西5区(ふじみ野市・三芳町、定数2)で、日本共産党の前原かづえ氏(65)=新=は9965票(投票率24.51%)を獲得し、自民党の現職を破って当選しました。

前原氏は13日朝、東武東上線上福岡駅前で宣伝し、当選を報告。市民から「良かったね」「頑張って」と声がかかり、握手を求める人もいました。

「戦争立法」などの安倍政権の暴走にストップをかけ、「暮らし・教育・福祉応援の県政を」と訴えた前原氏。選挙中、元民生委員の女性から「安倍さんはこわいから頑張ってよ」と声をかけられるなど、保守・無党派の人たちからも期待が寄せられました。

女性は選挙後、「安倍さんは戦争をしたいのだと感じるし、聞く耳を持たないから前原さんに何とかしてほしかった」と語りました。

同区は、今年からかつて議席を持っていた旧上福岡市と旧大井町・三芳町の選挙区が統合され定数が1から2となり、共産党と後援会は何としても前原氏を当選させようと奮闘。これまでの後援会員や支持者に対する支持拡大だけでなく、テレデータを使った「声の全戸訪問」に取り組み、選挙終盤には後援会員に「折り入って作戦」で支持を広げてもらいました。

前原氏は「みなさんの『暮らしを良くしてほしい』という願いを受け止め、暮らしと平和を守り、みなさんの声を県政に届けるために頑張ります」と話しています。(赤旗2015年4月14日付より)

住民の声届く地方政治へ 後半戦の様相/議席増・空白克服を 埼玉20市12町に77人

埼玉県で日本共産党は、20市12町に77人(現45、元4、新28)を擁立(15日時点)し、うち半数近い9市5町で議席増や空白克服に挑みます。前半戦の県議会で議席を2.5倍に躍進させたことを確信に、後半戦で必ず全員当選をと活動のテンポを上げています。

議席増をめざすのは、川口、所沢、ふじみ野、越谷、川越、深谷、寄居、伊奈の6市2町。空白克服に挑むのは、鴻巣、羽生、幸手、神川、長瀞、横瀬の3市3町です。

川口市(定数42)では、現職5、新人2の7人を立て、1増をめざします。県議選・川口市区で、共産党と後援会は、国政・県政での自民党の暴走に真正面から対決し、住民要求実現で力を発揮した党議席の値打ちを訴えて、前回比7000票近く増やしてトップ当選を勝ち取りました。党と後援会は、県議選の経験を生かして、過去数回の市議選で果たせなかった全員当選に総力をあげています。

川越市(定数36)では、県議選は次点でしたが、前回比1000票増やしており、市議選で1議席増の5議席獲得を成し遂げようと奮闘しています。

両市のほか、所沢(定数33、現有5から6議席)、越谷(定数32、現有2から4議席)などでは、自民・保守系を中心に多数の立候補が見込まれ“自共対決”が鮮明な多数激戦の様相です。

共産党県委員会は、多数激戦を勝ち抜くために「他陣営を圧倒する宣伝や対話・支持拡大など躍進の可能性をすべてくみつくす攻勢的なたたかいで必ず勝利しよう」と呼びかけています。(赤旗2015年4月16日付より)

いっせい地方選 後半戦勝利へ全力/埼玉新県議が決意

県民要求実現、後半戦勝利へ決意を語る(左から)村岡、柳下、前原、秋山、金子の各新県議=2015年4月14日、さいたま市

県民要求実現、後半戦勝利へ決意を語る(左から)村岡、柳下、前原、秋山、金子の各新県議=2015年4月14日、さいたま市

12日投開票された埼玉県議選で当選した日本共産党の柳下礼子、村岡正嗣、前原かづえ、秋山文和、金子正江の5氏が14日、さいたま市内で開かれた共産党活動者会議で決意を語りました。5氏は、県民の願いに応えるために県議会で全力をあげると表明。目前のいっせい地方選の後半戦で、全員当選のために奮闘すると語りました。

柳下氏は、県議選で「安倍政権を倒してほしい」という多くの声が寄せられたと述べ、「安倍暴走政治の応援団になっている異常な県政に、立ちはだかって頑張っているのが日本共産党」との論陣を張り、所沢市の県議選で過去最高の票を得たと語りました。

「戦争は絶対だめ」「生活が苦しい」という県民の思いが「今度は共産党」という期待に高まっていると指摘し、安倍暴走政治ストップを重要争点として打ち出していけば勝利できると強調。「後半戦で勝利してこそ完全勝利といえます。そのために頑張ります」と語りました。

さいたま市議選で当選した8氏のうち、山崎章市議団長らが決意表明しました。(赤旗2015年4月15日付より)